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動物病院マイクロチップアンケート:後半(2ページ目)

全国1500の動物病院にマイクロチップに関するアンケートメールを送りました。回答は86件。回答率は非常に悪かったアンケートですが、獣医師がどのようにマイクロチップのことを考えているか…?!後半です。

岩田 麻美子

執筆者:岩田 麻美子

ネコガイド

体温測定が可能になる
個体識別が可能、特に災害時に期待
GPS機能があるという誤解が多い マイクロチップだけでは居場所はわからないし、交通事故の予防にもならない
チップは挿入するがデータの入力を飼い主に任せる病院が多い(AIPO)
市町村等の協力の下に、マイクロチップに対する補助も含めて、導入を進めるべきだと思います。ちなみに川崎市では、動物保護センターから里親に出た仔達はすべてマイクロチップ埋め込み済みです
国外を移動する動物はマイクロチップ導入が有益だが、国内のみの飼育の場合は、どこまで有益なのか判断つかない。
個体識別を明確にするため、マイクロチップがより普及することが望まれますが、現実的には、異物を身体に挿入する事に対して、飼い主さん側の不快感が大きいと感じています。当院でマイクロチップを設置する場合とは、海外に犬や猫を連れて行かなければならない場合で相手国がマイクロチップを義務づけている場合、一度国外に出て、近い将来日本に帰国予定の場合がほとんどです。
一般的には起こらないことだが、マイクロチップを挿入する個体側の問題(主に体質)で、肉芽腫や痩管形成などを起こすトラブルがないかは心配である。
日本にも法律化して行うべき(防疫や迷子対策)
メリットは個体管理をできるので迷子の時は見つかる可能性が高い捨て犬の防止につながる。
デメリットはやはり、挿入後の安全性がまだはっきりしていない事でしょうか。
予防接種とかと同時に義務付ければ、飼い主のマナー改善に役立つと思う。
飼い主に掛かる経済的な負担を除いては、デメリットはない。特に猫に関しては多頭飼いをしている場合が多いため負担が大きいと思われる。
現在、狂犬病の登録に関わる鑑札等の有効性がないので、まず犬でのチップ装着を義務づけるような行政側の対応が期待される。獣医師側の対応はそれほど難しいものではない。
数がはけるようになれば、ハードを揃える獣医師側も対応しやすい。
捨て猫や盗難、失踪などの減少につながると思います。挿入時の痛みが問題か。
メリットは多いがデメリット無し
固体識別が出来、あらゆる場合に無駄に命を落とす可能性が減少。
(遺伝疾患の減少。飼育者のマナー向上。等)
人類の平和に貢献
(伝染病の減少。人の癒しに貢献。危害を与える動物の減少。等)
自然界の調和に貢献
(捨てられる動物が減ることにより野生動物の保護に貢献。等)
利用価値のあるものだとは思っていますが、希望がないことと、知名度が低いため普及に時間がかかると思う。
マイクロチップの挿入から狂犬病の注射、抗体検査まで一貫して業務としておこなうととても評判が良い。
マイクロチップはいいですね。技術的に可能になればGPS機能が付加価値としてつけられたらいいと思っています。
現在のマイクロチップは同一番号の偽造が可能で、過去に問題が起こっているはずです。
マイクロチップを入れている動物が増える事を望んでいます。
現状では普及率が悪く、また飼い主からの要望もあまりないため導入には踏み切れない状況です。
自治体によっては避妊去勢の助成を受けるのにマイクロチップを入れることを条件としているところもありますがそういう自治体の動物病院でもリーダーを持っていなかったりしますのであまり意味がないなと感じてしまいます。
どのメーカーのチップとリーダーの組み合わせでも読めるということであれば(マイクロチップの統一規格があれば)もっと導入し安くなると思うのですが。
行政などの受け入れ態勢がまだ整っていないので諸問題があると思います
マイクロチップそのものの普及も当然必要ですが、各自治体・保健所などへのリーダーの普及も不可欠だと思います。
本当に役立つのは災害時だと思います。特に、猫さんは飼い主さんの特定のほか、飼い猫・のらさんの区別が難しいと思いますので、積極的に受けていくことをお勧めします。
今までは海外渡航を目的としたものばかりの挿入でした。しかも数ヶ月しか経緯しておりませんので、多くのことは言えません。
マイクロチップを入れる意識の高い飼い主さんには、本当に熱心な方が多いです。 そういう飼い主さんの猫ほど心配するような、マイクロチップを必要とするシチュエーションに遭遇しないのが現実です。
一生に1回のことですから、猫にとっても、痛みは、ほとんどありませんので挿入は検討するべきだと思います。
万一の交通事故の際にもすぐ連絡でき、異物反応もありません。デメリットは、ないでしょう。
また、ライフチップ最新のバイオサーモは、体温も測れます。もうこう門に体温計をつっこむこともありません。スマートですよね!
迷子猫防止に、マイクロチップをつけるのは、一つの方法でいいかもしれないが、解決にはならないと思う。
犬の場合は「管理センター」で捕獲された犬の返還に役に立つと思うが、行政は犬を扱っているのであって、猫までしてくれるだろうか?
管理センターが検しつ出来なかった場合問題がおきる
全国的に普及すればメリットは大きいと思うが、現段階では普及していない地域も多く、期待するほどのメリットはないと思う。

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