Q:ネコさんのこと、なんて呼んでいるんですか?
深い信頼関係が結ばれているお二人には… 言葉は必要ありませんね。 |
井田さん:こいつには、前飼われていた時、呼ばれていた名前があったはずなんですね。最初、ボロだけど鈴なんかもつけてましたし。だから、僕にはこいつに新しい名前を付けることもできないんですよ。とりあえず「猫山くん」とか「猫林さま」とか、「猫山田っ!貴様」とか、全部“仮称”で呼んで、違ってたらゴメンねってことで(笑)。表記は、(モー娘。)の後ろのマルと一緒で、必ずカッコ(仮)カッコ閉じる、でお願いします(笑)。まあ、彼にすれば人語なんかわかっちゃないだろうし、その日の気分で呼んでるだけですけどね、便宜上。第一、呼ばれて返事した事ないですから、一切自分の事だとは思ってないはず(笑)
獣医さんの見立てによると、「猫山くん。」(仮称)は、井田さんと出会ったとき推定2歳前後。
そのときの体重は2kgなかったとか。
現在の「猫山くん。」(仮称)は4kg超える体重で、キャリーバックから出て来た姿は、あの小顔からは想像もつかないぐらい…『脱いだらすごいんです!』状態でした。
井田さん:今はありがたい事にこうやって丸々太って、意地汚いだけが自慢の肥満児になりましたねえ。医者も「これだけ福々しいエイズキャリアも珍しい」と呆れるぐらいで(笑)まったく発病してない状態なんですけど、とにかく毎月病院には連れて行くようにしてますね。少しでもダルそうにしてたり、鼻水垂らしてたら、「とりあえず医者」みたいな(笑)。ネコ語もわかんないんで、そこら辺は素人考えであれこれするより、専門家にお任せで。
一回、ゼイゼイ言ってて呼吸も苦しそうにしてて、「ああ、いよいよ来ちゃったか…肺炎だ、発病だ」とか思って、絶望的な思いで医者に連れていたら、鼻水が固まって大きなハナクソが詰まっただけで(笑)紙縒りを差し込んだら、くしゃみ一発で全快なんてこともありましたけどね。
でも本当に発症しちゃったら…居なくなっちゃう日が来るかもしれないんだなって、それ考えない日はないですねえ。あくまで彼は、たまたま迷い込んで来たただの同居人だから、“来るのも居なくなるのも勝手”って思うようにしてるんですけど、実際に居なくなられたらやっぱりキツいんだろうなぁーなんて…最近、うっかり内田百間の「ノラや」を再読しちゃったんですけどね。ネコが居ない頃に読んだ時は、「たかがネコ一匹が居なくなったぐらいで大騒ぎして、先生もクールなようで案外ネコバカだなあ」とか笑ってたんです。でも、今回は他人事じゃ済まなくて(笑)ノラの失踪で毎日泣いちゃって、オロオロして仕事が手に着かない百間先生が、すっかり身につまされちゃって(笑)もうその段階でどーかしてます(笑)
※ガイドの勝手な感想を一言。
井田さんはただの同居人、を強調されていますけど、「猫山くん。」(仮称)にすっかり尻に敷かれて、ずいぶん上手にコントロールされているように思えますけどぉ(笑)。
時々病院帰りに 公園でスキンシップします♪ |
続いて、井田さんがネコから教わったこと…