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4月にしてすでに夏日や真夏日を記録した今年の夏本番は、 『ネコを部屋に残して外出するんですけど、
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■ネコの暑さ対策 | |
イエネコの祖先はアフリカ大陸に生息するリビアヤマネコだといわれています。 イエネコは砂漠や熱帯のジャングルといった環境で生き延びてきた子孫ですから、比較的暑さには強い動物です。 短毛種のネコは、元々寒がりな子が多いので暑さでへばっているように見えても、それほどダメージを受けているわけではありません。 長毛種のネコは、短毛種ほど暑さに平気なわけではありませんが、それでも真夏に網戸にへばりついて日光浴をしたがる子もいます。 暑さ、寒さについては、その子その子によって平気な温度が違うようです。 ネコはイヌと同じく、人間のように汗をかいて体温調節をすることができません。 真冬でも猫じゃらしなどで徹底的に遊んだ後、「はぁはぁ」と舌を出すことはありますので、それが短時間であれば問題視しなくても良いですが、運動したわけでもないのに「はぁはぁ」するときは、呼吸器系の病気が疑われますので、すぐに診察を受けてください。 ネコは「一番居心地の良い場所」を見つける名人です。 朝は快適な温度、と思っていても、快晴だと昼に向かい気温はグングン上がっていきます。 昼間長時間家を空ける場合は、 暑さ対策で一番重要なことは、まず部屋の空気が循環していることです。 万一外出から帰ってきたら部屋が高温になっていて、ネコがぐったりしていたら! ネコがあえぐような呼吸で、ネコの耳、股の内側を触って、非常に熱いと感じられたら熱中症かもしれません。 |
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■ネコにエアコンは必要か? | |
真夏日だからといって、部屋に入ったときに「冷えてるぅ~」と感じるほどの温度にする必要はありません。 ネコはどちらかというと、人間が適温と感じるよりも、2-3℃高めの方が好むようです。 我が家は一戸建てで、一階部分は真夏でも我慢すればエアコンなしでも過ごせますが、二階は…。階段を半分も上がらないあたりから、確実に5℃は温度が違う~~と感じる暑さなので、2階の部屋のいるネコのためには、エアコンをドライでまわしています。温度設定は外気温によって違いますが、おおよそ26-28℃です。 最初に書いたように個体差によって好む温度が違いますので、同じ環境の一部屋よりも、この部屋はエアコンが効いていて涼しい、廊下に出ると風がよどんでいるので蒸し暑い、お風呂場に行くとタイルが冷たくて風が通るので過ごしやすい…などなど、ネコがその時々に好んで移動できる環境を用意してあげるのがベストでしょう。 ワンルームなどでネコを飼っている場合は、直接エアコンの風が当たらない、少し床より高めの場所に、四方を囲った避難場所を用意してあげてください。 また、その他にもとても暑がりなネコには、ペット用として様々な工夫が凝らされた暑さ対策グッズを利用するのも一案だと思います。 |
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■その他の暑さに関係する注意事項 | |
人間社会も食中毒情報が多く発令される時期です。 ネコの食餌も同じ。ドライフードであれば、半日程度出しっぱなしでも大丈夫かもしれませんが、缶詰など傷みやすい食事は短時間(30分以内)に食べきれないものは片づけてしまった方が良いでしょう。 ドライフードも、ドライだから、といって過信してはいけません。 高温多湿の中に長時間おかれたドライは、酸化するのが早くなり、それを食べたネコは胃腸障害を起こします。 買い置きのドライの保存方法にも注意が必要です。 水分補給も暑い時期はいつも以上に必要となります。 網戸だけにする機会が増えると、ちょっとした拍子にネコが脱走してしまう危険性も増えます。 |
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