世界のネコたち・ネコ種別データベース-Vol.2　ノルウェイの森のネコ-Vol.2(2ページ目)

スカンジナビアには大昔からこれらの特徴を持つネコの存在が知られており、神話や民話の中にはこの大きなフサフサな襟巻きを持ったネコが数々登場します。

古代スカンジナビアの美と愛と繁栄を司り、その反面争いと死の女神Freyaはしばしば大きな２頭のネコが曳く二頭立て戦車でクルージングを楽しんだ…
力持ちのThor（雷神）にもあまりにも重くて持ち上げることができなかったネコ…などなど。

このネコはデンマークの牧師でノルウェイに住み自然科学に造詣の深いPeter Clausson Friisが1559年に書いた著書の中で分類したcat-lynxと思われています。
またここで書かれているcat-lynxは水が平気で、湖や小川で魚を捕ることでも知られ、それは現在のノルウェイジャンフォレストキャットに通じるものがあります。

1912年、ノルウェイ人のGabriel ScottはSolcfka（英語訳でシルバーフォックス）と呼ばれるネコが登場する子供向けの本を書いています。ここの挿絵は現在のノルウェイジャンフォレストキャットにとてもよく似ているといわれています。