離婚/離婚を決意する前に

嫁姑戦争勃発!そのとき夫はどうする?(2ページ目)

嫁姑問題が夫婦関係にまで悪影響を及ぼし離婚に至るケースがあります。そうならないために、どう対処すればいいのか? 夫の立ち回り方にかかっています。

岡野 あつこ

執筆者:岡野 あつこ

離婚ガイド

「お義母さんと私、どっちが大事なの?」は愚問とわかっているけど―

夫婦
またお義母さんの肩持つの? もう、限界……
嫁は悩みに悩んで追い詰められると、「お義母さんと私、どっちが大事なの? どっちをとるの?」と夫を問い詰めることがあります。そんなこと、問いかけている嫁も、本当は分かり切っているんです。「夫は、どちらも大事なはず。どっちをとるかという問いかけは愚問」ということを。

分かり切っているにも関わらず、嫁は自分の気持ち、自分の存在を夫に受け止めてもらいたい。それを再確認したい。だから、そう尋ねるわけです。ですから、夫は決して「そんな当たり前のこと聞くな」とか「どっちも大事に決まってるじゃないか」とか、ましてや、「究極どっちかといえば母親」などということを言ってはいけないのです。

両方大事でも、どちらの味方でもなくても、嫁がそう問いかけ泣きついてきたら、夫はとにかく全面的に嫁の味方になってあげるのが、嫁姑問題に直面した夫としてとるべき態度の基本中の基本です。「ここだけの話」なのですから、「順当にいけば母さんは先に逝く。一生添い遂げるのはおまえなんだから、おまえが大事に決まっているよ」。嫁はただこの一言にどれだけ救われることでしょう?
 

嫁は夫が味方をしてくれれば姑を許す気にもなれる

夫に愛されて大切にされて味方だとはっきり伝えてもらえると、嫁はどんなに姑のいじめがひどくても「可哀想な人。でもお義母さんなりにきっと辛いものを抱えているから、あんな行動に出てしまうのね」と考えられたり、「どうあれ私の大切な人をこの世に生んでくれた存在なのだから」と、許すことさえもできるのです。

そして、最後。あまりに目に余る状況なら、夫は姑すなわち自分の母親にガツンと言うべきです。子離れできないでいた姑なら、ここでハッとするでしょう。息子はいつまでも自分だけの可愛い息子ではなく、自分の家庭を持った一人前の独立した人間なのだと気付きます。そこまで気づけば、「嫁と幸せにやってくれたら一番いい」と干渉も減ってくるはずです。ただ、ガツンと言いっ放しではなく、嫁が知らないところで「母さん、ごめん。さっきは言い過ぎた。はい。お小遣い―」などのフォローは必要です。拗ねちゃって逆効果になるといけませんから。

とにかく夫が嫁の味方せずして誰がする?です。親子関係は放っておいても永遠ですが、夫婦関係は放っておいたら壊れてしまうのです。夫は嫁を「全力でお守り」しましょう!

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