「お義母さんと私、どっちが大事なの?」は愚問とわかっているけど―
またお義母さんの肩持つの? もう、限界…… |
分かり切っているにも関わらず、嫁は自分の気持ち、自分の存在を夫に受け止めてもらいたい。それを再確認したい。だから、そう尋ねるわけです。ですから、夫は決して「そんな当たり前のこと聞くな」とか「どっちも大事に決まってるじゃないか」とか、ましてや、「究極どっちかといえば母親」などということを言ってはいけないのです。
両方大事でも、どちらの味方でもなくても、嫁がそう問いかけ泣きついてきたら、夫はとにかく全面的に嫁の味方になってあげるのが、嫁姑問題に直面した夫としてとるべき態度の基本中の基本です。「ここだけの話」なのですから、「順当にいけば母さんは先に逝く。一生添い遂げるのはおまえなんだから、おまえが大事に決まっているよ」。嫁はただこの一言にどれだけ救われることでしょう?
嫁は夫が味方をしてくれれば姑を許す気にもなれる
夫に愛されて大切にされて味方だとはっきり伝えてもらえると、嫁はどんなに姑のいじめがひどくても「可哀想な人。でもお義母さんなりにきっと辛いものを抱えているから、あんな行動に出てしまうのね」と考えられたり、「どうあれ私の大切な人をこの世に生んでくれた存在なのだから」と、許すことさえもできるのです。そして、最後。あまりに目に余る状況なら、夫は姑すなわち自分の母親にガツンと言うべきです。子離れできないでいた姑なら、ここでハッとするでしょう。息子はいつまでも自分だけの可愛い息子ではなく、自分の家庭を持った一人前の独立した人間なのだと気付きます。そこまで気づけば、「嫁と幸せにやってくれたら一番いい」と干渉も減ってくるはずです。ただ、ガツンと言いっ放しではなく、嫁が知らないところで「母さん、ごめん。さっきは言い過ぎた。はい。お小遣い―」などのフォローは必要です。拗ねちゃって逆効果になるといけませんから。
とにかく夫が嫁の味方せずして誰がする?です。親子関係は放っておいても永遠ですが、夫婦関係は放っておいたら壊れてしまうのです。夫は嫁を「全力でお守り」しましょう!
【関連記事】
姑がむかつく・嫌い……面倒で苦痛なあなたへ!姑ストレス10の対策
あなたの彼のマザコン度は?!
夫の家族と同居になったら…
離婚の危機! 大家族の嫁の場合