ワイン生産者の想いを伝える仕事
赤坂マヴィは、赤い屋根が目印。 |
「買い付けも直接するから、どんな作り手・どんな場所で作られているかを把握している。マヴィのワインは顔の見えるワインです。ワイン農家の方がある時こう言いました。“僕らは、一生でうまくいってもたった30回~40回しかワインを作れないだろう。だからこそ、毎年のこの一回に後悔がないよう、丹精にワインを育てているのだ。”と。こういう気持ちを持って作られたワインだということを、私達は受け止め、伝えること、繋げることが使命だと思っています。」長谷川さんの想いは、ワイン生産者の想いでもあるのです。
知ってほしい「人は物の循環で生かされている。」
都会の若者は田舎暮らしを知らずに育ち、昔は当たり前だった生活の知恵や文化を知らないと感じることがあります。空気や水が浄化する力、生ゴミが堆肥に変わること、動植物が畑を循環させ作物が育つこと、風や太陽や虫の声で季節を感じる喜びを、知る人がどれほどいるでしょうか。長谷川さんの言う「今後はどうリーチするか?」ということが、キーポイントになりそうです。
出会いを成長に変えてきた女性、長谷川浩代さん。今回の取材で、人との出会い同様、ワインと人の関係も一期一会だと教えてくれました。
今年の夏もエウール村に戻り、3カ月間の自給自足生活を送る予定とか。「あの場所があるから頑張れる。私の原動力であり、人生に欠かせないものです。」と、瞳をきらきらさせて語ります。南仏の太陽と大地からエネルギーをもらい、さらにパワーアップして帰ってくるに違いありません。完熟ぶどうのように、真っ黒に日焼けした彼女の笑顔に会うのが、今からとても楽しみです。
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