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自家製酵母を作る【実践編】vol.1(2ページ目)

パンでお馴染みの天然酵母をご家庭で作ってみませんか?今回は失敗の少ないレーズン酵母のおこしかたをご紹介します。

執筆者:山本 なほ

準備するもの

ブドウ仕込み
酵母作りに必要な材料はとてもシンプル。
■密封容器・・・はじめは小さめのガラス瓶を選ぶと失敗しにくい
■ぬるま湯200cc~300cc・・・ミネラルウォーターなら、軟水を使用する
■レーズン100g・・・オイルコーティングしていないもの
■温度計・・・温度管理は酵母作りには必須
■さらしor手ぬぐい・・・エキスを絞る用

手順

ブドウ仕込み
まずは、ぶどうと水1:2の分量で様子を見ます。
1、ぬるま湯、レーズンを容器に入れて蓋をする。直射日光を避けた場所に保存し、発酵を待つ。

ブドウ仕込み2
水分を含んだぶどうが頭を出しているようなら水を足してください。この時は常温水でOK。
2、2~3日(季節や気温により変化する)すると、ぶどうは色が薄くなり、ふっくらとし瓶の上部へ。細かな気泡が出ていれば順調なサイン。焦らずじっくり待ちましょう。

気泡が増えて、シュワシュワと音を立てているのが分かる。アルコールの香りがすればOk。
3、気泡が大きくなり、瓶をあける時に、プシュッと音を立てるなら完成。

清潔な道具を使い他の菌と混ざらないようにすることがポイントです。
4、清潔な布(さらしや手ぬぐい)で包み、カスが入らないように丁寧に絞る。絞りエキスは、元の瓶に戻す。(もしくは煮沸消毒した別の瓶でも可)

酵母エキスを絞ったら

出来た酵母エキスは、冷蔵庫で保存しましょう。なるべく一ヵ月以内に使いきることをおすすめします。フレッシュなものほど香りと味が良いはずです。そのまま飲むこともできますので、ぜひ味見してみましょう。成功していれば、ほんのり甘い微炭酸のぶどうジュースのような味がします。

また、エキスを元にパン作りをすることも。粉や水を混ぜて元種を作る方法や、このままパンに混ぜ込むストレート法があります。時間も手間もかかるパン作りは上級者向けですから、ご興味のある方は今後メルマガでご紹介します。チェックしてくださいね(メルマガ登録画面はこちら)。
酵母作りに慣れてきたら、お好きな素材でチャレンジしてみては。これからの季節なら「リンゴ」や「柿」が美味しいでしょう。

次回は自家製酵母【活用編】vo2です。パン作りよりも、簡単に!料理に活用する方法を教えます。どうぞお楽しみに!

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※衛生面および保存状態に起因して食中毒や体調不良を引き起こす場合があります。必ず清潔な状態で、正しい方法で行い、なるべく早めにお召し上がりください。また、持ち運びの際は保存方法に注意してください。

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