いよいよパークの自然の中へ。山菜獲りに菜の花畑も。
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うまく見つけられるかな? |
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ガイドさんに教えてもらいながら、必死で探します。 |
あいにくの悪天候でしたが、早速パーク探索へ。「昼食にする山菜を獲ってきてください。頑張って集めないと昼食がありませんよ!」と袋を渡されました。みんな食糧確保のため、雨にも負けず必死で探します。パーク内で獲れるのは、こごみ、わらび、ふき、よもぎ、コンフリーなど。やがて「わらびってどれ~?!」「これよもぎ?雑草?分からない。」といった声が聞こえてきました。実際に生えているものを見分けるのは意外と難しいんです。力を合わせて集めた山菜は後ほど天ぷらにしていただきました。
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今回は天ぷらにして、香りを楽しみます。 |
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こんなにたくさん集まりました。新鮮で美味しそう! |
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小雨ふる中、菜の花の説明をしてくれた今井さん。 |
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子供も大人も一生懸命に菜の花をつみます。 |
標高1000mで、真夏もクーラーがいらないほど涼しいこの一帯では、いまだに菜の花が一面黄色く咲いていました。「花が咲いていないこのつぼみが柔らかくて美味しいんだよ。ね、農薬なんかないからこのまま食べれるからね。」とその場で食べてみせるのは、富士エコパークビレッヂ代表の今井 雅晴氏。目を輝かせながら熱心に参加者に語りかけ、自然の素晴らしさを教えてくれました。
真似して味見してみると、なるほど若い芽だけあり柔らかくてえぐみがありません。これはさっとボイルして塩だけで美味しくいただけそう。多めに収穫してお土産にしました。
そば打ちに挑戦!さぁ昼食に向けて頑張ろう!
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そば打ちは力仕事、男性陣が大活躍でした。 |
そば名人に習う「そば打ち」もツアーのメインイベント。生地に体重をのせ、身体全体で力強くこねるのがコツなのですが、これが案外難しい!粉にまみれにながら、一生懸命こねること数分。水分と粉が一体化し、ほどよい弾力が出てきたら、麺棒で薄く大きく伸ばし、包丁で細く切り分けて完成です。茹でると膨張するため、気持ち細く切り分けることがポイントとか。
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チームごとに分かれて作った昼食。手打ちそば、山菜てんぷらとかやくご飯。 |
ようやく完成した手打ちそばと、揚げたての山菜の天ぷらは、格別の美味しさでした。ついさきほどまで雨露に濡れ、土に根を生やしていた新鮮な山菜を食べるなんて都会では体験できないですよね。「自分の食べものは身体を動かして作り出す。」これぞスローフードの醍醐味というものでしょう。
協力して食を作ることを達成し、みんなの笑顔も溢れます。ガイドも、心地よい疲労とともに、充実感でいっぱいになりました。