薄型テレビを購入する時、
必ず知っておきたい「画面解像度」
テレビ放送を見る、ディスクを再生する、インターネットに接続する……。薄型テレビは外部メディアを受信して表示する道具だけに、何をどこまで鮮明に映し出せるか決め手です。同じコンテンツ、例えばブルーレイディスクやBSデジタル放送の映像を入力、表示することができても、ハイビジョン対応とフルハイビジョンでその映像に大きな画質の違いが生まれます。ですから、カタログに書かれている性能や機能に関連する言葉を理解しているかどうかは購入後、大きな違いになります。
これから、薄型テレビを買う上で知っておきたい言葉を順番に整理してみたいと思います。第一回は最も重要な「画面解像度」です。ちょっと難しいですが、しっかり理解しておくと、よりあなたに合った薄型テレビを選ぶことができるようになりますよ。
画面解像度とは何か。どこを見るのか
テレビの性能を最も左右するのが画面解像度です。基本的に、液晶方式、プラズマ方式、プロジェクションテレビ、ブラウン管方式のすべてに共通の尺度と考えてください。ブラウン管式の場合は、走査線数を表しますが、薄型テレビの場合は、画素数を表します。液晶方式、プラズマ方式共に、画素(ピクセル)と呼ばれる小さな点を縦横に並べ、それらの点を自発光あるいは、透過光で光らせて画面を表示しています。同一の画面サイズの場合、ピクセル数が多いほど精密な表示が可能となり、きめ細かく美しい画面を楽しめます。
ディスプレイ(テレビの表示部)は、コンピュータと共用化されているため、そちらの規格に準じた数多くの画面解像度があります。現在、市場に存在するテレビにはそれらのどれかを使って、放送の規格に当てはめているのですが、整理すると液晶、プラズマ両方式でおおむね4つの画面解像度があります。すべて水平、垂直の解像度(画素数)を表します。
■640×480(VGA) 従来のスタンダードテレビ映像
■800×480(WVGA) ワイド映像
■1024×720(XGA)1024×768(XGA)、1280×720、1366×768(フルワイドXGA)他 ハイビジョン
■1920×1080(フルハイビジョン) フルハイビジョン
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次のページでは、ハイビジョンとフルハイビジョンの違いについてお話します。