初詣はどこでしてもよいが、特別な願いごとのある人は、特定のご利益がある神社へ

Q3
有名神社と近所の小さな神社では、
どちらのご利益が大きいでしょうか?

基本的には、どちらも同じだけのご利益があると思います。人出の多いところは景気のよい気分になれるので、それもよし。じっくり神様にご挨拶したいならば、近所の小さな神社でもよし。ただし、縁結びなど特定のご利益を求める場合は、その分野で定評ある神社に行くのもお勧め。

ちなみに、初詣のために遠くの有名神社に出かけるようになったのは、そう古いことではなく、昔は、地域ごとの氏神様のところに大晦日から元旦にかけて籠る「年籠り」が普通でした。したがって、もともとは、近所の神社に行くのが正しいのです。

お札やお守りについてもっとも大切なことは「買う」のではなく「授与していただく」ということ

Q4
あちらの神社、こちらのお寺と
初詣のはしごをしてもよいものでしょうか?

初詣とは、そもそも、その年の最初のお参りを指すので、最初にお参りした神社や寺がその年の初詣となります。しかし、その後、別の神社や寺にお参りすれば、ご利益が重なって、ますますけっこうなことだと思います。

ただし、とある神社の方のお話によれば、やはり、真心をこめてお参りすることが大切なので、お札などは、あまりあちこちでいただかない方がよいのでは、とのこと。お守りやお札があまりたくさんありすぎると、どうしても粗末に扱ってしまいますからね。

このごろは、かわいいお守りが多いので、ついコレクションしてしまうけれど。。。

Q5
前の年にいただいたお守りやお札は
お返しに行くべきですか?

お守りコレクターの方は別として、一般的にはお返ししたほうがよいようです。なぜなら、前にも書いたように、神道では、ものごとを一年クールで考えるため、お守りやお札も一年ごとに新しくするのがよいからです。

いただいた神社やお寺とは別のところにお納めしてよいかどうか。これは、ものにもよるかも知れませんが、多くのところで、受け入れていただけるようです。

おみくじは、必ずしも、結んで帰らなくてもよい

Q6
おみくじは持ち帰ってはいけないのですか?

凶札が出た場合は、「凶を寺社にとどめて良い運勢が来ますように」と木の枝に心を込めて結んで帰ります。つまり、本来は凶札が出たときのみ結ぶのですが、恋愛について悩む人が多いため、「縁を結ぶ」という意味もあって、何が出ても、木に結んで帰るという風習も生まれました。

しかし、基本的には、吉凶に関わらず、持ち帰ってもかまわないそうです。おみくじにおいては、吉凶が重要なのではなく、詳しく書いてある生活上の指針を守ればよい運が来るとされるからです。

●次のページは、初詣の基本的なお作法についてです。鳥居をくぐる時は、絶対に真ん中を歩いてはいけませんが、そのわけは?