いえいえ、実は、12月に入ってからの京都もなかなか素敵なのです。
ぐっと人が少なくなったお寺をゆっくり拝観するもよし。
冬枯れの庭園を眺めて過ごすのもよし。
寒い時期こそ、京都の魅力の奥深さがわかります。
お勧めその1
弘法さんと天神さん
天神市が開かれる北野天満宮 |
●弘法市は毎月21日。
これは、弘法大師空海の命日にあたります。
しかし、空海さんは本当は死んでおらず、
ただ眠っているだけ、とされています。
●詳細は、こちらのホームページをごらんください。
どちらの市も骨董品がメイン |
こちらは、天神様(菅原道真)の誕生日に当たります。
●詳細は、こちらのホームページをごらんください。
京都には、「弘法さんが勝つか、天神さんが勝つか」という言葉があります。
毎月21日と25日のどちらもが天気がよいということはなく、
今月は、弘法さんの日と天神さんの日のどちらが晴れるか、という意味です。
終い弘法と終い天神
とりわけ12月21日の「終い弘法」と12月25日の「終い天神」は、京都の歳末を代表する行事として人気です。終い弘法では、普段の骨董品や古着に加え、葉ボタンや梅、千両の苗、干しガキ、干支の置物など、迎春用の品を売る店がずらりと並びます。
京都ならではの食料品も売られる |
・祝箸1膳50円
・お屠蘇1袋100円
・大福梅(おおふくうめ)
1袋(約6粒入り)500円
(12月13日から授与)
終い弘法と終い天神がすむと、いよいよ京都の人々は、本格的にお正月準備を始めます。
●次のページは六波羅密寺の謎の行事、空也踊躍念仏について。他の時期には見られないので、お見逃しなく