大原のさらに奥にある
阿弥陀寺
急な石段を上り詰めたところにある阿弥陀寺 |
小知谷へは、バスもあることはありますが、本数は少ないです。大原バス停からはかなり距離があるので、歩くのがどうしても嫌な方は、前夜は大原の民宿に泊まってレンタサイクルを借りるなどの手もあります。が、中国風の山門から阿弥陀寺の境内に行くには、どっちみち急坂を歩かねばなりません。かなりきつい坂ですが、登ったかいのある別天地のようなところです。
別天地のような静寂を
お楽しみください
こちらのお寺は、かなりな寺通しか知らないため、紅葉の最盛期でも、訪れる人はまばらです。平日には、地元をよく知るタクシーの運転手さんのお勧めで来る方々が少しいるくらいでしょうか。観光シーズンの京都で、こんな静けさを味わえるなんて、ものすごく得した気分ですね。静けさの中、ゆっくりと日が傾いて行く |
以前、このコーナーでご紹介した箱根の阿弥陀寺とこちらは兄弟寺です。名前が同じというだけではなく、その弾誓上人は、ここ、古知谷に来る前に箱根の阿弥陀寺で修行し、最後にこちらに来て、洞窟で生きたまま即身仏になられたのです。即身仏とは、つまりミイラのことで、実は、このお寺には、その方のミイラも祀られています。そんなことを知ると、ますますこのお寺が、この世離れした場所に思えてきます。
●箱根の阿弥陀寺の記事はこちらです。そういえば、風景も似ていますね。こちらでは、謎のお坊さんが琵琶を弾いて聞かせてくださいます。
ここにもやっぱり、よい石仏があった |
やっぱり石仏
わたしの大好きな如意輪観音 |
次のページは、さらに奥に行ったところにある興聖寺です。ここはもう滋賀県です。歩きや自転車ではちょっときついので、車でお出かけください。