音楽葬ができないケースとは
太鼓や三味線など、和楽器も可。ただし音響使用可能な会場かどうか事前に確認を |
それ以上に厄介なのは、葬儀社が音楽葬について理解がない、もしくは無知なケース。依頼した葬儀社が「仏式の葬儀は○○あるべき」というスタンスを貫いている場合は、いくら「好きな音楽を流したい」と消費者側から提案しても全く受け付けてくれません。同じように見える葬儀社ですが、経営者によって、担当者によって葬儀の施行方法やサービスが異なってきますので、事前にリサーチしておくとイザとなった時にあわてずにすみます。
どんな音楽を選曲する?
一般的に使われやすいのは、リラックス効果があり誰にでも受け入れられやすいクラシック音楽です。しかし、最近では「無難」よりも「故人らしさ」を表現できる音楽が好まれる傾向があり、演歌、ポップス、民謡、エスニックなど、さまざまな音楽が取り入れられるようになりました。例えば、深作欣二監督の葬儀では「バトル・ロワイヤル」「仁義なき戦い」などのテーマ曲が、作詞・作曲家の中山大三郎さんの葬儀では「人生いろいろ」が流れていました。最近のトレンドは「千の風になって」。さすが2007年度上期オリコントップに輝いただけのことはあります。
今回の「偲ぶ会」では、最後にファンが一体となって大スクリーンの前で「負けないで」を大合唱している姿が印象的でした。