通夜・葬式・火葬の手順/葬儀の手順・手続き

葬儀社はどっちがいい?大手OR小規模(2ページ目)

葬儀社でもさまざまな事業形態があります。会館を何件も展開している葬儀社もあれば、2~3人で経営している町の葬儀屋さんもあります。それぞれ善し悪しがありますので規模だけで判断しないほうがいいでしょう。

吉川 美津子

執筆者:吉川 美津子

葬儀・葬式・お墓ガイド

実は従業員数が少ないほうが平均葬儀費用は安い?

【就業者規模別1件当たりの売上高】
就業者規模別1件当たりの売り上げ高
調査:2006年経済産業省

上の図は、就業者規模別1件当たりの売上高を表したものです。従業員の人数が多くなると1件あたりの売上高が高くなっていることがわかります。大手ほど社葬などを行う件数が多くなるため、その分が加算されていることも考えられますが、単純に数字だけで比較すると規模が小さい葬儀社ほど1件当たりの売上高が低い、つまり葬儀費用が安いというデータが出ています。流通業界では大量に仕入れて安く売る大手の手法に”薄利多売”という言葉が使われますが、葬儀の場合は”多売”であっても必ずしも”薄利”というわけではなさそうです。

フットワークの軽さが決め手!小規模葬儀社

数人で経営している小さな葬儀社の良さは、何と言ってもフットワークの軽さ。現場での決定権が限られている大手葬儀社の場合は、お客様の要望を即座に葬儀に反映できないこともあります。「一度上司に確認をとってから……」どの世界でも耳にするこの言葉、葬儀業界も例外ではありません。

また、葬儀を事前相談する段階から、集金や仏壇・お墓の事まで同じ担当者が対応してくれるのも小規模葬儀社ならではのメリットです。相談、見積もり、病院へのお迎え、葬儀施行、火葬場案内、集金、仏壇・お墓相談、すべてが分業制になっている大手葬儀社もあります。分業制にするのは会社の都合であって、葬儀を依頼するお客様にとってみればなんのメリットもありません。もちろんひとりの担当者がひとつの葬儀を一貫して担当する大手葬儀社もありますので相談する際に確認してみると良いでしょう。

次ページでは大手と小規模葬儀社の違いをまとめてみました。
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