葬儀社には個性があります。葬儀社の個性を見分けるには?でもご紹介したように、古くからのしきたりを重視する会社、生花祭壇を得意とする会社、神道葬儀を得意とする会社……、葬儀社によって異なってきますので、葬儀社選びはとても重要になってきます。今回は、葬儀社の事業規模よる違いにスポットを当ててみましょう。大手といわれる葬儀社と2~3人で経営している町の葬儀屋さんの違いをご説明します。

豪華な会館を次々と建設する冠婚葬祭互助会

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充実設備を兼ね備えた互助会の会館ではホテル並みのサービスを受けられることもあります
「葬儀社を選ぶときは大手のほうが無難でしょうか?」という質問をいただくことがあります。たしかに、大手葬儀社は立派な会館を保有し、多くのスタッフを抱え安心感があります。

大手葬儀社の代表といえば冠婚葬祭互助会(通称:互助会)の葬儀社があげられます。互助会とは、戦後できた会員組織で、一人では負担の大きい冠婚葬祭費用を少しずつ積み立てて、会員同士が共同でストックして使用するという相互扶助を目的として運営されてきました。互助会に入ると毎月決まった金額(1000円~5000円が多い)を積み立てていきます。満期になっても利息はつきませんが契約内容に応じた葬儀のサービスを受けることができます。

互助会の場合、このように資金が常に流動しているからでしょうか、シャンデリアや大理石、高級家具などをふんだんに使用した豪華な会館を次々と展開する会社も少なくありません。葬儀のセレモニーホールというより、ブライダルホールのようなゴージャスな会館もあります。

このようなセレモニーホールを会員価格で使用できる便利な互助会システムですが、掛け金で葬儀費用のすべてを網羅できるわけではなく実際は別途費用が加算されるので、実際は「思ったより葬儀費用が高くついてしまった」という印象になりがちです。また、「途中解約するときに返金トラブルが起こった」などの諸問題も時折発生しています。

互助会に関する記事は→こちら

大手葬儀社は大規模葬に本領発揮!完璧なスタッフの動き

一般的に、社葬や団体葬などの大規模葬は大手葬儀社のほうが向いていると言われています。多くの前例を持っているため、葬儀当日の動きだけでなく、打ち合わせや準備の段階から的確なアドバイスをすることができるからです。大規模葬を想定したセミナーを頻繁に開催したり、実際行われている社葬の見学を行っている会社もあります。

社葬に強い葬儀社は、スタッフの動きにも目を光らせています。起立姿勢やお辞儀の角度、ご案内の方法も統一性を持たせ、美しいセレモニーを演出します。CADを用いてオリジナル祭壇をデザインしたり、司会者の言葉ひとつひとつを吟味して会社担当者と打ち合わせをする葬儀社もあります。

次ページでは小規模葬儀社の特徴をみてみましょう。