バンコク中央駅(フアランポーン駅)の様子。車輌は日本と比べて古いが乗り心地は悪くない(c)杉本聖一
タイでは長距離を安く移動できる交通手段として利用されている列車。旅行の中でも、のんびり景色や地元の人とのふれあいを楽しめるのは列車の旅ならではですね。日本と比べると、スピードも遅く、遅れることも多いのですが、タイ独特のゆっくりとした時間の流れを体感できます。少し時間に余裕のある人、タイの情緒に触れてみたい人、スローな旅を満喫したい人は、是非列車の旅を体験してみてはいかがでしょうか。


列車で行ける観光スポット

駅や車輌内で買える安くて手軽なガイヤーン(タイの焼き鳥)がオススメ(c)杉本聖一
列車の旅のほとんどはバンコクの中華街近くに位置するフアランポーン駅(バンコク中央駅)から始まります。地下鉄のフアランポーン駅(バンコク中央駅の近く)が出来たので、バンコク市内からのアクセスも便利になりました。

■ アユタヤ
一番気軽に、短時間で行ける観光スポットは遺跡の街アユタヤ。約1時間半で到着します。バンコクからはアユタヤまでの観光ツアーが多く出ており、その殆んどがバスやバンでの移動です。渋滞の時間帯以外だと、車での移動の方が早いのですが、景色を楽しむなら断然列車での移動をオススメします。

短距離なので、3等車輌でも充分快適です。車輌にエアコンはありませんが、風通しもよく開放感があるのですがすがしい気分になれます。また、電車から見える景色も、都会のバンコクから少ししか離れていないとは思えないほど、のどかな田舎風景を見ることができます。駅の途中からガイヤーン(タイの焼き鳥)やお菓子などを売りにくる人たちの様子などタイらしい光景を目にすることもできます。

■ 参考料金(バンコク⇒アユタヤ 片道)
  • 1等:66バーツ(約218円)

  • 2等:35バーツ(約115円)
  • 3等:15バーツ(約50円)


  • ■ チェンマイ
    タイ第2の都市として有名な古都チェンマイ。チェンマイへの行き方は飛行機・バス・列車と3通りありますが、安さと快適さ(時間はかかりますが)から言えば列車ですね。

    種別は1等から3等に分かれています。1等は2人用個室のエアコン付き寝台、2等は夜行だと寝台列車となっておりエアコン付きと無しがあり、上段(Upper)と下段(Lower)があります。上段か下段の希望を予約のときに伝えることができ、料金も異なります。下段の方が少し広いせいか料金が若干高めに設定されています。3等は夜行の場合でも座席のみでエアコン無しなので、長時間の移動では過酷な旅になってしまいます。

    バンコクからチェンマイは所要時間15時間なので、座席のみの3等ではなく夜行の寝台列車に乗ることをオススメします。夕方にバンコクを出発して、お昼前にはチェンマイに到着します。

    ■ 参考料金(バンコク⇒チェンマイ 片道)
  • 1等: 1,353バーツ(約4,465円)

  • 2等(エアコン無し):基本料金431バーツ(約1422円)+寝台料金(上段)531バーツ(約1,752円)・(下段)581バーツ(約1,917円)

  • 2等(エアコン有り):基本料金611バーツ(約2,016円)+寝台料金(上段)791バーツ(約2,610円)・(下段)881バーツ(約2,907円)

  • 3等: 271バーツ(約894円)


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