タイ/タイの観光・アクティビティ

ぶらりタイの列車に揺られる旅はいかが?(2ページ目)

タイの田舎町の風景、車内にも売りに来る沿線の名物、車内に漂うタイらしいのんびりした雰囲気。一度タイの列車にゆられてのんびり旅してみてはいかがでしょうか?

執筆者:清水 千佳

予約方法は2通り

寝台列車に乗ると、このような静かな夜の駅の光景に出会えるかも(c)杉本聖一
列車で行きたい場所が決まったら、次は列車のチケット予約です。チケットは出発の60日前から購入が可能になります。すべてオンライン化しているので、発券はとてもスムーズに行われます。

チケット購入方法は2通りあります。まず1つは自分でフアランポーン駅まで行ってチケットを購入する方法です。駅には日本のみどりの窓口のようなチケット予約窓口がいくつかある部屋が奥にあります。ここの窓口の職員ほとんどが英語での対応が可能なので、行き先、寝台、エアコンの有無を簡単な英語で伝えれば問題なく発券してくれます。

アユタヤのように日帰りでも行ける列車の場合は、駅に入ってすぐ目の前に見える窓口で買うこともできます。4月にソンクラン(タイ正月)など祝日やイベントがある時期は非常に混み合い、チケットの予約が厳しくなります。バンコクを出発する日が決まったらすぐにフアランポーン駅に行って予約することをオススメします。

もう1つは日本からタイの旅行代理店にチケット購入代行してもらう方法です。日本人が経営しているか、スタッフとして働いている旅行代理店で予約すれば、手数料がかかりますが、購入代行してもらうことは可能です。しかし、このサービスを取り扱っている旅行会社は少ないので、直接問合せてみたほうが良いでしょう。

  • タイ国内の旅行会社

  • SGCタイツアー(サイトから予約ができます)


  • *タイ国鉄道のサイトからのオンライン予約は出来ません。


    意外と快適な寝台列車と乗るときの注意点

    エアコン無しの車輌では風を感じながらタイの田舎風景を楽しめる(c)杉本聖一
    タイの寝台列車と聞くと、「あまり快適ではなさそう」「ベッドの寝心地が心配」「食事はついているの?」と色々と心配される人も多いようです。

    実際には、ベッドメイキングも列車スタッフがすばやくやってくれますし、中で夕飯と朝食をオーダーすることも可能です。ベッドの中では、列車のゆれもそれほど気になることなく快適に眠ることができます。

    このように意外と快適な寝台列車ではありますが、乗るときにいくつか注意しておいたほうが良いことがあります。まず、エアコン車輌だとエアコンが効きすぎていてかなり寒くなります。厚手のトレーナーと靴下を用意しておくと良いでしょう。また、寝台列車で寝るときには、貴重品を身につけておいてください。ベッドの横に荷物置き場ありますが、寝るときにはカーテンを閉めてしまうので、誰が通ったか見ることができません。荷物の中に貴重品を入れておくのは危険ですので、盗難防止のために身に着けておきましょう。

    よくガイドは「女性の1人旅の場合でも大丈夫ですか?」と聞かれます。タイは特別治安の悪い国ではありませんし、行ったことのある人は「最低限のことを気をつけていれば、安全な国」と言います。しかし、どこの国でも同じですが女性の1人旅の場合、細心の注意を払う必要があります。女性で寝台列車に乗る場合は、2人以上で乗るほうがより安全でしょう。これは列車に限ったことではなく、タクシーなどどのような交通機関も夜間の場合は極力1人で乗らないようにしてください。絶対危険な目に遭う可能性が日中より高くなってしまうからです。

    それでは、安全には注意して、のんびりとした列車の旅を楽しんでくださいね!

    <関連リンク>
  • 鉄道・バス・BTS・地下鉄を乗りこなす

  • バンコクから一番近い遺跡の街アユタヤ

  • タイ列車の時刻表(Thai National Railway公式サイト)

  • タイ列車の料金表(Thai National Railway公式サイト)
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    ※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
    ※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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