福岡の観光・旅行/福岡のお土産

ガイドの独断と偏見で選ぶ、お薦め福岡土産(2ページ目)

2008年の2月に企画した魅惑の福岡土産モンドセレクション編。月には博多祗園山笠があり、そしてお盆がやってきます。そこで福博の旬なお土産をピックアップするとともに定番もご紹介します。

執筆者:松尾 圭


福岡はお菓子も充実、どれにしようか迷ったらこれですよ!

以前にも書きました、ひよこは決して東京土産ではありません。福岡の土産ですのでお間違いないように。という事で、ひよこを福岡土産として買っていくのは大いに結構なことです。その背景を話してひよこを渡すと、面白いかもしれませんよ。

前振りはこの位にして本題に。実は福岡は菓子の宝庫と言っていい程、菓子類は和・洋ともに充実しています。それは江戸時代に外国と唯一交易が許されていた長崎に関係しています。長崎に続く長崎街道が福岡県を通っており、その関係で砂糖など、当時貴重なものが福岡にも入ってくることになってから、菓子文化は大きく花開いたといえるようです。

それでは、お薦めの土産品をご紹介していきますが、福岡らしく、なるべく日持ちするものをチョイスしています。

5つの味があるチロリアン。ドイツの菓子を日本に紹介しています。
まずはチロリアン。これは千鳥饅頭で有名な千鳥饅頭総本舗の商品で昭和37年に販売されたロングセラー品。ガイドも子供の頃、チロリアンを食べるのが楽しみだったことを覚えています。発売当初このチロリアン、洋風巻きせんべいと言われていて、その言葉の通り外側が焼き菓子で中に色々な種類のクリームが入っているもの。今は5種類(バニラ・チョコ・ストロベリー・ゴマ・抹茶)で選ぶのが楽しくなるはずです。日持ちもするのでお土産にはもってこいの一品です。

おなじみのにわかせんぺいのお面。
続いては、地元福岡では懐かしいCMが流れているにわかせんぺい。右の写真に写っているお面は一度は見たことがあるのではないでしょうか? 福岡の郷土演芸の博多仁和加に使用するお面で、東雲堂から発売されている二○加煎餅のパッケージです。当然、中身も仁和加と同じもの。味は素朴で、時々食べたくなる美味しさです。もし友人に福岡県人がいましたら、「たまには~喧嘩に~負~けてこ~い~♪」と云えば、ほとんど東雲堂のCMソングは唄えるはずです。

ふわふわの食感が楽しい鶴の子。
次は鶴の子。タレントの小松政夫さんが勤めていたことのある石村萬盛堂は、博多祗園山笠のゴール地点に店舗があり、山笠期間中は期間限定の饅頭を出している博多を代表する菓子屋。鶴の子はフワフワのマシュマロ生地に餡が入り、食感は不思議な感触です。子供受けもいいお菓子ですので、お土産には最適だと思います。

KOJIMAの焼き菓子。フレンチのお店ですが、菓子もこれまたGood!
そして洋菓子も充実しています。中央区浄水にあるKOJIMAはフレンチの名店として福岡では既に有名なお店。以前、料理の鉄人にも出演したほどで、一度はその味に酔いしれたいお店。そんなこじま亭が出している焼き菓子・サブレフレーズは口にする前に苺の香りが押し寄せ、口にした瞬間その苺の味がおしとやかに感じ、香ばしい味と絶妙なバランスで成り立っています。これもまたお薦め品です。
※2017年9月現在、こちらの商品の取り扱いはありません。

フランスが驚いたダックワーズ。サクッとした食感に奥ゆかしい甘さが絶妙です。
続いての洋菓子は、16区のダックワーズ。オーナーシェフが考案したダックワーズは本場フランスからその作り方を教えてもらおうと福岡の16区まで足を運ぶパティシエがいたほど、その衝撃度は相当なものだったようです。そんな16区の名物菓子が福岡で買え、そして日本はもとより世界に羽ばたこうとしているのです。そう考えると、いつでも帰る私達・福博人は幸せのひとこと。そしてその名品を是非、お土産として買ってみてはいかがでしょうか?

そして最後は博多区網場町にあるチョコレートショップ。ここは福岡で最初に出来たチョコレート専門店。今では博多にちなんだ様々な商品を世に出しており、多くのファンが愛するお店。そしてここにはチョコレートをはじめ、生菓子に焼き菓子と魅力的な商品でいっぱいです。材料は地元のこだわりの逸品を使っており、福岡の洋菓子を満喫してください。


最後は番外編。九州はうまか~>>>
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