行き交う船。多くの人たちが川と時の流れに身を任せています。
福岡の周りには気になる、そして魅惑的なスポットが多く点在しています。今回は、そんな多くの魅惑的なスポットの中で水郷・柳川をご案内。川下りにうなぎ(セイロ蒸し)、そして温泉と、私達が通常過ごしている時間とは、なにか違ったゆったりと落ち着いた時の流れを体感できる場所でもあります。

福岡中心部から約1時間で行ける、魅力的な様々な場所をご紹介する第1弾。柳川でちょっとゆっくりと時間を楽しんでみませんか?


柳川には電車で行くのがいい

西鉄天神駅で電車を待つ。柳川までは特急で約50分。
今回は西鉄旅行で購入したクーポン券を利用。「いちにち紀行」といい、『よくばり』(\2800・福岡駅発)と『湯ったり』(\2980・福岡駅発)の2コースが存在。ともに柳川までの電車往復券と川下り乗船券が付いています。その違いは『よくばり』は太宰府までの電車運賃が入っており、まほろばの里・太宰府の観光が出来るコース。『湯ったり』はその名の通り、柳川かんぽの里での温泉入湯券が付いているコース。


西鉄天神駅で電車を待つ。柳川までは特急で約50分。
今回は『よくばり』コースで、西鉄電車で一路柳川へ出発。出発前におやつとドリンクを買い込み、ちょっとした遠足気分。車窓を流れる風景を見ながらおやつを口に、あれこれしているうちに目的地の柳川に到着。電車は楽でいい感じ。


西鉄柳川駅改札を出たところの左正面にある看板
西鉄柳川駅の改札を出ると船乗り場案内の窓口があるので、そこに向かってください。窓口でクーポン券を提示すると川下りの乗船場までの送車乗り場まで案内してもらえます。送車に乗っていよいよ乗船場(車で約3分)へ。

「いちにち紀行」には、福岡~柳川の電車往復運賃(太宰府への往復運賃も含む)と、柳川駅~乗船場までの送り、川下り乗船券が全て盛り込まれています。割引券として入館・食事などが入っており、自分のプランに合わせて活用してください。

駅には貸自転車もあります。自分のペースで市内観光をしたい方にはオススメです。


最後の難関の狭い門をどんこ船はくぐり抜けゴールへ。船頭さんの運転はお見事の一言!
■西鉄・いちにち紀行

■西日本鉄道HP

■柳川駅情報

■西鉄旅行HP






いよいよ乗船、どんこ船で楽しむ川下りスタート

今回の乗船場。市内には6社の川下り企業があるとのこと。
クーポン券を見せるとすぐに乗船。ここでは竹で出来た船頭さんたちがかぶっている日よけ用のカサ(\100)を借りることも可能。女性には日焼け防止と観光気分演出で借りてみるのはいいかと思います。どんこ船には飲食物の持ち込みは自由。自分達の好きなものを持ち込んで、さあ出発準備は完了。気さくな船頭さんも乗り込み、ちょっとした小旅行の出発です。


船頭さんの観光説明や面白い話にご当地ソングと、あっという間の70分間。
取材当日は、秋空の下、ちょっと気温が高く日差しが強い秋の1日でしたが、やっぱり晴れの日は気持ちがいい!! そんな中で川下りはゆっくりとスタート。約70分の時間を、いつもと違う時の流れを過ごし、船頭さんの面白い話とちょっと侮れないギャグを聞きながらのひと時。どんこ船は乗り合いのため、各地から来た人との交流も楽しいもの。今日は、果たしてどういった出会いがあるか乗船してからのお楽しみ。




川下りの色々な楽しみ方

途中にいくつかある門。船幅ほどしかないところでも、船側面が当たることなく通過。さすがです。
船は人力での進行ですので、ゆっくりと進みます。途中に様々な石碑や建造物、地元に住む人々の営みなどの説明・話を船頭さんがしてくれ、歴史と文化のちょっとした勉強になります。柳川は北原白秋の生誕地。白秋はもちろん、山田耕作などの歌碑が堀のあちらこちらに建っています。またトリビアではないですが、かの小野ヨーコさんの祖父は柳川の出身。有名な経済人で柳川では誰もが知っている名家だそうです。女優・壇ふみさんの父で、作家の壇一雄の出身地でもあります。


売店前にいは個性的な店員の方が声を掛けてくれます。店員さんとの会話も楽しいアトラクション的要素あり?
そしてもう1つ有名なものが。その名前を聞いたことがある方は多いと思いますが、多くの有名スポーツ選手を輩出している柳川高校が川下りのコースの横に校舎が佇んでいます。甲子園の常連校で多くのプロ野球選手やテニス選手がここから旅立ち、OBで特に有名な方は松岡修造氏。その他にも真弓氏(元阪神)、福井氏(元テニスプレーヤー)など多くの有名な選手が卒業しています。


売店にあったかえるの置物
川下りは約70分のちょっとした小旅行。途中、喉が渇いたり何か口にしたいなどの欲求が出てきても不思議ではないと思います。しかしご安心を。コースの途中に2箇所、水上売店があり売り子の方々の軽妙な話を聞くだけでも楽しいもの。当然、買い物も出来るので、是非なにか買ってみては。

途中、歴史的な建造物や鴨の親子などに遭遇しながら船頭さんの愉快なトークに耳を傾けながら、そしていくつかの橋(天井が低いところもあるので頭上には十分ご注意を)をくぐり、堀幅が広いところや狭いところを通り、木漏れ日を気持ちよく感じてゴールに向かいます。約70分と聞くと長い気がしますが、ゴールに着くと意外と短い感じが。そんな楽しい時間を過ごせるひと時でした。


次ページは、いよいよあのご馳走が! >>