福岡市の水がめ「江川ダム」。福岡市は過去2回、大きな水不足を経験。水に対しては関心が高い。
福岡の今年の9月は、観測史上最も真夏日の日が多いとのこと。今年の夏は本当に暑い日々が続きました。そんな暑い夏には多くの水を飲んだと思いますが、皆さんは美味しい水を飲んでますか?

皆さんは環境省が選定している■「日本名水100選」なるものをご存知でしょうか? 全国各地の名水を選定したもので、ここ福岡には2箇所選定されています。

100選以外にも清らかな水源や湧き水は存在しており、多くの人たちがそれらの水を汲みに行っているものです。私達の生活に欠かせない水を今回はクローズアップ。美味しい水は一体どこにあるのかなぁ!?


まずは福岡の名水100選を巡って~その一、不老水~

不老水の祠。背面斜面の木々と一体化した厳かな雰囲気に包まれています。
まずは、福岡市内に日本名水100選に選定された水源があるのを皆さんはご存知でしたか? 東区香椎3丁目にある「不老水」がそれ。場所は香椎宮の近くで、ここの管理はその香椎宮がしています。

香椎宮の落ちついた境内を散策し、朱色の艶やかな本殿でお参りして目的の「不老水」へ。不老水は香椎宮本殿の右手を進むと、最初の看板がありますので、まずそこで不老水の場所を確認。そこから香椎宮の敷地を出て住宅地を歩くこと約7分。所々にひっそりと案内看板が立っていて、その看板を頼りに行くと不老水に到着。

この祠の中にお目当ての水源が。取材時はあいにく15時過ぎだったため見れませんでした。
持ち帰る量も制限。貴重な水源はみんなの協力が必要。
以前に比べると、湧き出る水量が減少。汲み取れる時間が制限されています。



住宅地の中に佇む不老水は、その一画だけは神聖な雰囲気が漂っています。不老水は名水100選に認定された時と比べて、水量が減少してきているとのこと。そのため、汲み取り時間と量は制限されています。貴重な水源をみんなで守ることは大切なことですので、汲みに行かれる際は時間と量にはくれぐれもご注意願います。

環境省のHPには、煮沸してから飲料することとありますので、くれぐれも生での飲料はお控え下さい。


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環境省の「不老水」への認定証。都会の中にまさか名水があるとは。
不老水
・所在地:福岡市東区香椎3丁目
・アクセス:JR香椎線・香椎神宮前から徒歩約12分
・地図:「Yahoo! 地図情報」



まずは福岡の名水100選を巡って~その二、清水湧水~

ここには数台分の駐車場あり。車を停めて寺を見ると清水湧水の看板がみえます。
福岡県うきは市浮羽町のある清水寺。ここに福岡のもう一つの名水100選の「清水湧水」があります。豊富な湧水量は一日約700トン。水温は一年を通して17℃で良質な水質が湧き出ています。

ここの水源は、今から約700年前に一人の僧侶が放浪の果てにここから湧き出ていた水にほれ込み、この地に住みついたのが清水寺の起こり。その頃から地域の人たちに愛され、そして守られてきた水。

楼門をくぐると左側にお目当ての清水湧水が。
清水湧水の泉。水汲み場には柄杓が置いてあり、汲みやすい環境が整っています。


取材の日は、あいにく雨模様でしたがポリタンクを持った人たちが何組も訪れていました。ここの水の味は無味無臭ですが、優しい感じの味わいが印象的です。料理や炊飯に使うと素材の味を引き立てるような、そんな水のように思われました。

ちなみにここの周辺には、多くの蕎麦店が点在しているのに気がつくはず。やっぱり、水がいいと蕎麦も美味しいのでしょう。


清水湧水の認定証。この横には成分表も掲示してあり、飲料水としてはとても優れたもの。
清水湧水
・所在地:福岡県うきは市浮羽町山北1941(臨済宗清水寺境内)
・アクセス:JR久大本線・うきは駅から徒歩約30分、タクシーで約5分
・地図:「Yahoo! 地図情報」




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