新しく販売される白石酒造の「天狗櫻35度」。すっきりした味わいで度数の割にはスッと呑めてしまいます。
福岡は美味しいものが豊富にあり、そして財布に優しく楽しめる食都。そんな福岡では最近、料理と一緒に楽しむお酒の趣向に、ちょっと変化が出てきているとの情報があり、早速取材に。すると福岡人の好みに異変発生が。今回はそんな福博の酒事情のお話です。


福岡での主酒は何!? やっぱり焼酎?

鹿児島・白石酒造の若夫婦。蔵元の人との交流は楽しく勉強になる時間。
毎日、福博の街には気心知れた仲間や家族、そしてカップルなどで賑わう飲食店がたくさん。美味しい料理に楽しい会話が華を沿え、時間が過ぎていきます。どこの街でも見る光景でしょうが、福岡では料理と楽しむ酒は、九州以外の地域と比べると、やはり焼酎の比率が高いのが特徴。これは九州各県でも同じような傾向と云えます。

酒の好みは人それぞれですので、一概に焼酎ばかりを飲んでいるとはいえませんが、地域的なこともあり焼酎を愉しむ人が多いのも事実のようです。こないだまでの焼酎ブームで、数多くの銘柄が登場し、今でもプレミアがついた銘柄の焼酎は入手困難な状態。そんな状況で焼酎は根強く人気のある酒となっています。やっぱりプレミアな焼酎を呑みたいというのが人の常なのかもしれません。でも地元福博の人間はプレミアな焼酎を殆ど呑んでいません。どちらかというと福岡に仕事・観光で来た方が愉しんでいるようです。


この頃、ちょっと異変が! 日本酒が頑張っているぞ

グラスに注がれる日本酒。この瞬間はワクワクします。
福博の飲食店で、この頃よく見かける光景としては、グラスやマスに一升瓶からなみなみと注がれる透明な液体、そう日本酒をオーダーする人が増えたこと。今年に入り、日本酒を愉しむ人たちが急増している福博の街。以前はそんなに日本酒を呑んでいる光景を見ることは無かったのですが、最近では店内では複数の人たちが、日本酒の味に酔いしれる光景を見ることが出来ます。

そこで複数の飲食店の協力してもらい緊急アンケート。日本酒のオーダー状況を聞いたところ、以下のような結果が。

★日本酒をオーダーする客数の変化
 ⇒今までは焼酎10に対して2ぐらいの割合が、4くらいにUP
★日本酒の空き瓶数の変化(日本酒の消費動向)
⇒銘柄にもよるが、1週間くらいでなくなっていたのが3~4日に

協力いただいた飲食店は日本の酒、焼酎ならびに日本酒に力を入れている店舗で、独自のルートで選んだ銘柄を提供しているところ。料理は刺身や鍋、和から洋まで幅広く、酒の愉しみ方も幾つものパターンをチョイス出来るのが魅力的。そんな店舗での結果は、今の福岡の酒のトレンドを垣間見ることで出来るはず。いま、福博の街は日本酒が熱いっていう感じを受けています。

温度の変化が大敵の日本酒。温度管理している酒屋での購入は安心感あり。
確かにその昔、室町時代から江戸時代中期にかけて名を馳せた博多練酒や、「酒は呑め呑め~」で有名な黒田節でも唄われているように、福岡は土地的には日本酒が多く造られていた場所。

昔は、「東の灘に西の城島(現在の久留米市城島町)」と云われた程、福岡は国内でも優良な日本酒が造られてきた土地。福岡の酒文化はそんな土地柄で育まれてきて、現代に脈々と受け継がれてきており、日本酒を愉しむ文化の基礎が以前からあったのではないかと思います。そんな福岡で、日本酒を愉しむ人が増えてきたのは当然なのかもしれません。

また日本酒の蔵元が熱心に努力して、私たちが唸るような味を提供してくれるのも嬉しいサプライズ。焼酎に日本酒と、私たちの食事のシーン毎に合わせられる酒を、その時々で選べるようになったことは、純粋に嬉しいことであり、潤いのある食生活が出来ることであり、奥深さと幅広さを体感出来るの嬉しい限り。


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