我が家に最適なエアコンの容量を見極める
エアコンスペックの例(※日立カタログ参考)
適切な容量を選ぶためには、カタログのスペックを理解し、しっかり読み込むことが必要です。
部屋の大きさが目安として記載されていますが、最低限チェックしたい項目は【畳数の目安】と【能力】のふたつ。
エアコンの能力は(3.6kWなど)kWで表されます。そしてこの能力に対し、畳数の目安の掲載があります。
では、その数値の意味について見ていきましょう。
畳数の目安表示に注意
みなさんが一番参考にしやすいのが、この【畳数の目安】でしょう。しかし、この数値の意味には、若干の説明が必要です。ここに【8~10畳】と記載があった場合8~10畳の部屋に適しているという意味ではありません。「木造なら8畳・鉄筋なら10畳」という意味となりますので、くれぐれもご注意を!
畳数表記は、自宅が木造か鉄筋かで見るべき点が異なります
能力(kW)は最大値と幅に注目
次は【能力】となります。冷房能力・暖房能力ともに、この数値が大きいほど、パワーが強く広い部屋に対応できるという意味です。下にある( )内の数値は、変更できる能力の幅で、この最小値が小さいほど、きめ細かな運転ができるエアコンとなります。※各社のカタログには「カタログの見方」が解説されているページがあります。より詳しい条件は、そちらを参考にして下さい。
また、枠外に記載されている「低温暖房能力」にも注目してください。枠内にある暖房能力は、通常外気温7℃/室温20℃時の能力を表していますが、より寒い時の能力がわかる数値として、外気温2℃/室温20℃時の能力を表しています。大きいほど暖房能力が高いと判断できます。暖房もエアコンメインであれば、この数値は要チェックです。
しかし、これだけでは不十分なのです。より最適な容量を見極めるには、もう少し細かい条件を加えていかなくてはなりません。では、容量を決める際のポイントを以下に整理しましょう。
■容量を決めるとき、さらに考慮したい項目
- 建物の種類(木造・鉄筋)
- 建物の断熱性能
- 部屋の向き
- 窓の大きさ
また、上記項目を入力することで、目安として必要な容量を算出してくれるサイトもあります。自分で目安が知りたい方は、一度試してみてください。
【参考サイト】
「ルームエアコン最適容量自動計算・冷暖房対応版」
※暖房効果についても結果が表示され親切です!
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