何気ない受け答えがネイティブを怒らせていた

「日本に住んでいる英語圏の人に聞くと、Fine thank you, and you? は一番あつかましい和製英語です!」

最初にこの文章を読んだ時は、かなりびっくりしました。確かに、ありきたりで退屈な表現だとは思っていましたが、「一番あつかましい和製英語」言われるほど、ネイティブの気持ちを害していたとは……。

Richard Graham ( リチャード・グレアン)
『元気イングリッシュ!』のリチャード・グレアン氏。オリジナル教材の開発や、英語の先生を対象にしたトレーニングセミナーを世界中で行っています。
この問題の一文は、小学校向けの英語カリキュラムやオリジナル教材を提供している『元気イングリッシュ!』の中にあります。『元気イングリッシュ!』は、児童英語の世界では知る人ぞ知る有名なサイトで、主催者のリチャード・グレアンさんはイギリス出身の教育コンサルタントです。

10年近く日本に住み、日本語も堪能な彼は、英語を習う目的を「他の人とコミュニケーションしてお互いを知ること」と名言。国際理解にも積極的な彼から出された「Fine thank you, and you?」へのダメ出しには、どんな理由があるのでしょうか。真意を尋ねた私に、リチャードさんは予想外の答えをくれました。日本に住む英語圏の人々を怒らせている理由は、意外な所にあったのです。このフレーズ、実はとんでもないメッセージとして受け取られていたのです。


「お前と話したくない」と受け取られていた

彼のメールから、彼自身の言葉をそのまま引用させてもらいましょう。ネイティブはこんな風に感じていたのです。

When people use it as a stock answer it just ends up meaning "I can't be bothered to think of an answer for you".

「もし一回だけ聞いたのであれば、丁寧な挨拶だと思うだろう。でも、みんながお決まりで使うのであれば、結局、あんたの質問に答えるほどヒマじゃない、と言ってるようなもの」とリチャードさん。つまり、日本人が決まってこのフレーズを使うことに問題があったのです。

そんな風に受け取られていたとは……日本人からすれば100%誤解なだけに、ショックですね。ただし、「Fine thank you, and you?」という表現自体に問題があるわけではないので、海外旅行などで使う分には問題ないということです。それを聞いてちょっとほっとしました。

他にもまだある、ネイティブがムッとする会話