必要にして十分な客室はシンプルさが良い
他の宿と違うのはランプの宿ですので、電灯が無いことです。代わりに、ランプを吊り下げる金具があり、珍しいので見入ってしまいます。大して複雑な形状ではないのですが、普段見慣れないせいか、いくら見ていても飽きません。まだ肝心のランプが来ていないのに、見飽きないのですから、普通とは異なる経験がいかに貴重かということです。
電灯が無いこということは、当然ですがコンセントも無いということです。前日に泊まった宿で、デジカメやヒゲ剃りの充電をフルにしておいたのですが、それでもやはり不安です。正直に言って、ランプよりもコンセントが無いという事実の方が、私にはカルチャーショックでした。それだけ現代人は電気を必要とし、その状態に慣れてしまうことで、ある意味では毒されているのだと思い知りました。