旭岳温泉湯元湧駒荘は、時間を忘れる温湯!
旭岳温泉湯元湧駒荘ユコマンの湯。源泉湧出地帯をそのまま内湯に取り込んだワイルドな風情に驚愕。 |
旭岳温泉湯元湧駒荘は、二つの素晴らしい浴場があると聞いていた温泉。日替わりで男女交代するので、日帰りでも二日連続で行けば両方確かめられます。しかし、北海道の旭岳温泉に二回行くのは、なかなか大変。泊まれば両方を十分に堪能出来ますので、急遽泊まることにしました。
まずは浴室の見取り図をご覧下さい。到着した日に男湯だったのは、右側のユコマンの湯。こちらは相当に大きな大浴場が特徴です。源泉が湧いている一帯をそのまま取り込んだようで、大きな岩も多数あり、その背後から温泉が湧いているようでした。他に類を見ない驚愕の風情です。
次に驚くのは、多数ある浴槽の温度。入り口のドアに湯船毎の温度が掲示されているのですが、ユコマンの湯は一つの湯船を除いて、温度が40度未満で中には33度の表示もありました。じつは私が訪づれたのは真冬。真冬の北海道なのに、30度台の温湯で満足出来るのだろうか?大変に心配になりましたが、杞憂に終わりました。北海道の温泉旅館らしく、全館に暖房が行き届いているせいもあると思いますが、温湯が実に気持ちよく感じられたのです。
その上、湯船毎に湯温が異なるだけでなく、源泉が異なる為、泉質も微妙に異なります。その主体は貴重な正苦味泉。正苦味泉とはマグネシウム硫酸塩泉ですが、日本でも数箇所しかない貴重な温泉。名湯を存分に堪能出来る大浴場でした。
シコロの湯にはワイルドさは無いが、良い湯を存分に堪能出来、満足して時間を忘れる程。 |