ゆけむりの宿美湾荘の和風ダイニングで頂く夕食は、次ページで紹介! |
和倉温泉の極上の源泉に触れて、名湯を確かめよう! |
特に感じて頂きたいのが、お湯の香りです。その為には、湯気の香りを確かめるのが一番。磯のような香りの中に、独特の芳ばしい香りが感じ取れると思います。この香りの美しさこそが、和倉の湯の最大の特徴といえるでしょう。
和倉温泉の夜。飲泉所周辺は幻想的な美しさ。 |
なお、飲泉所の上に岩のハリボテがあって悪趣味に見えるかもしれませんが、この場所こそが、昔海で温泉が湧いていた所。その後、源泉の周りを埋め立てて、湯島と呼ばれる人工島を造りました。その島のイメージだと理解してから見ると、有り難く見えるから不思議です。
美湾荘の露天風呂は、髭剃り跡に確実に染みる内湯は湯口から源泉大量投入!
夜の美湾荘露天風呂。明るい所と照明を落とした所。メリハリを付けたライティングが印象的! |
美湾荘の内湯は、飲泉許可を取得した湯口から大量の源泉が注がれる。 |
ゆけむりの宿美湾荘の内湯にも、循環併用式ながら飲泉許可を取得した湯口があります。しかし、換気が極めて素晴らしいので、浴室に温泉の香りが漂っておらず、正直いって前回は、その良さに気付けませんでした。しかし、今回良く見ると、この湯口から投入される湯量は猛烈で驚きました。当然湯口付近の湯も良い状態です。こんなに良い湯を見過ごしてはいけないと、改めて反省したガイドです。
露天風呂は熱交換された源泉で満たされ、朝の髭剃り跡に夜でも確実に染みる程の濃厚な湯。露天も循環併用式ではありますが、これなら温泉好きも納得。しかも、夜の浴室のライティングが実にいいのです。全体を明るく均等に照らす浴室照明では、体育館のように無機質な照明となり、温泉の風情が失われてしまいます。浴室照明にはメリハリが大事だと口癖のように言っているガイドですが、スポットライトを多少した理想的な露天の照明には大満足。じっくりと名湯を堪能できました。
→次ページでは、「想定外」の食事処と、風情満点の館内を紹介します!>>>