紅葉の露天風呂を探すネット活用法!<詳細手順>
それでは、ネット活用法の詳細手順を、各項目毎に具体的に解説します。1.過去の温泉入浴経験から目的の温泉地を絞り込む。
まずは、目的地となる温泉の候補をリストアップします。過去に素晴らしい紅葉を見た経験があれば、その場所が最有力候補となるでしょう。残念ながら、そうした経験が無い場合には、過去に行った温泉から緑豊かな露天風呂を思い出すようにします。「あの緑が色付いたら、どんなに素晴らしいであろうか?」という温泉を探すのです。温泉のガイドブックを見て、緑豊かな露天風呂を探すのも良いでしょう。
目的地のリストアップで大切なのは、地域のエリアと温泉の二段階でリストアップすることです。まずは、奥飛騨とか、八幡平周辺とか、週末で一周出来る程度の範囲で地域のエリアを考えます。次に、実際に行く緑豊かな露天風呂がある温泉を考えます。地域も温泉も、複数の候補をリストアップすることが大切です。今週末に、その地方の天候が悪いと別の地域を検討しないといけませんし、お目当ての温泉の紅葉の状況が、実際に行ってみると期待と異なる場合もあり、他の場所に行く必要が発生することもあるからです。
紅葉の露天風呂 白骨温泉煤香庵にて。全山紅葉と白濁の名湯を同時に楽しめる露天風呂。※写真はクリックで拡大。 |
目的の温泉地がリストアップ出来たら、その場所の紅葉の色付きと天気を、ネットで毎日チェックします。ネット上のお勧め紅葉サイトについては、厳選リンク集!紅葉情報2007年版にまとめましたので、参考にして下さい。
具体的なチェックの方法ですが、多くのサイトが夕方に更新されますので、毎日夜にチェックします。なぜなら昼間、各地の現場担当者が紅葉の状況を実際に確認した結果が、情報としてサイトに反映されるからです。これって、本当に凄いことです。ガイド自身、昔失敗続きだった時は、自分で下見するのが確実と考えて、毎週同じ場所を自分で下見したこともありました。しかし、自分の代わりに毎日下見してくれている人が居ると考えれば、いかに凄いことか、お分かり頂けると思います。この素晴らしい情報は、是非活用するべきです。
毎日のチェック結果は記録に残します。特に重要な「色付き始め」と判定された日と、「見頃」と判定された日を記録に残せば十分です。行くタイミングとしては、「見頃」と判定された日の直後に行くのが基本的にはベストでしょう。遅れて行くと、枯れ木を見ることになってしまいますので、少し早めと思う位がいいのです。その意味では、「色付き始め」と判定された日の一週間後に行くと、「見頃」前ながら、まずまずの紅葉を見られる場合があります。
3.ネットの情報から週末に行く場所と順番を決定して行く。
今週末に何処に行くべきかは、最終的には天気で判断します。紅葉には「晴れ」が必要なのです。美しい紅葉は、降り注ぐ日光に照らされることで、色鮮やかに光輝きます。また、時期的には素晴らしい紅葉でも、濃霧で見えなければ意味がありません。
通常、天気予報は「雨」が降るか、降らないかを気にして見ると思いますが、紅葉では「晴れ」に徹底的にこだわる必要があります。「曇り」では、紅葉もどんよりとした色になってしまいますし、山岳部では雲の中、つまり濃霧の恐れが出て来るからです。
行く順番も、日光の角度で決めます。朝日に照らされる東向きの山の斜面がある温泉は午前中に、夕方はその逆です。また、深い渓谷の温泉では、お昼前後しか日光に照らされない場合もあります。
いかがでしたでしょうか?文章で読むと大変そうですが、実際には単にネット情報を活用するだけですので、とっても簡単です。今年の秋こそ、最高に素晴らしい紅葉の露天風呂を満喫しましょう!
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