温泉/東北の温泉

孫六温泉 鄙びた風情と燃える紅葉!

孫六温泉は山奥の秘湯に相応しい、素朴で鄙びた風情が魅力。二つの湯小屋で名湯を存分に堪能出来ます。日本一有名な秘湯、乳頭温泉郷の一つで、秋には燃えるような一面の紅葉が見事。孫六温泉を紹介します!

藤田 聡

執筆者:藤田 聡

温泉ガイド

孫六温泉は山奥の秘湯に相応しい、素朴で鄙びた風情が魅力です。

孫六温泉の紅葉日本一有名な秘湯、乳頭温泉郷の一つ。秋には燃えるような、一面の紅葉が見事な温泉地。二つの湯小屋で名湯を存分に堪能出来ます。

今回は秘湯孫六温泉はもちろん、紅葉鑑賞の考慮点も紹介します。
孫六温泉石の湯 鄙びた風情と素晴らしい湯が絶妙に調和!孫六温泉 心づくしの夕食と宿の全景…2pageじつは難しい?紅葉鑑賞の傾向と対策!…3page

孫六温泉石の湯鄙びた風情と素晴らしい湯が絶妙に調和!

紅葉鑑賞の傾向と対策は、3ページで紹介!
孫六温泉石の湯1
孫六温泉石の湯は、鄙びた湯小屋の風情が素晴らしい

孫六温泉石の湯2
孫六温泉石の湯は、ほのかに青い色をした名湯
孫六温泉で一番のお勧めは石の湯です。基本的に混浴ですが、夜には女性専用の時間帯もあります。大きな石が配置された鄙びた湯小屋の風情が最高です。こんなに典型的かつ本格的に鄙びた湯小屋の風情は、現存する施設では他に思いつかない位です。

しかも、お湯も風情に負けない素晴らしさ。ほんのりと硫黄臭が香る湯は、ほのかに青い色をしおり、風情と合わせて名湯と呼ぶに相応しいと納得していまいます。源泉が熱いので少量加水されており、色は都度変わるようですが、内湯の溢れた湯が入る露天風呂でも、かすかな青さが確認出来る程でした。

初日は素晴らしい青白濁色で、喜んで浸かってビックリ。誰かが水を止めたらしく、入浴出来る温度を超えていました。掛け湯をした時も熱いとは思いましたが、まさかこんなに熱いとは!でも、本来は青白濁色になる湯なのだと分かりました。翌朝は熱め適温に調整されており、この時は薄い青色透明の湯でした。昔来た時はこの色に気付かなかったので、常に見られる色ではないのかもしれません。

孫六温泉二つの湯小屋
孫六温泉の唐子の湯と石の湯(左)。二つの鄙びた湯小屋が秘湯情緒を高める。
もう一つの湯小屋は唐子の湯です。クセの無い単純泉で、浴場も典型的な鄙びた共同湯の風情。24時間男女別なので、いつでも気軽に利用出来るのが良いです。誰か加水したのか、前の日は随分温かったですが、翌朝には適温になっていました。

他に、石の湯の中に女性専用露天があり、独自の濁り湯の源泉が使用されています。24時間女性専用なのが男性には残念。しかし、素晴らしい石の湯に気軽に入れる男性としては、その位のハンデは覚悟しないといけないのかもしれません。
→次ページでは、心づくしの夕食と、鄙びた風情が心に染みる宿の全景を紹介します!>>>
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