豪華客船で世界遺産発祥の地を訪ねよう!
アガサ・クリスティが滞在し、ここを舞台に『ナイルに死す』を書き上げたといわれるソフィテル・オールド・カタラクト・ホテルとファルーカ。“アガサ・クリスティ スイート”はいまも残されている。©RIEGER Bertrand/hemis.fr |
■ファルーカ
ナイル川ではあちらこちらで白い帆船がゆったりと行き交うのが見渡せる。古代から使われているこの帆船こそがファルーカだ。風と人力で進むファルーカは地元の人々にタクシー代わりに頻繁に使われている。ナイル川をよりリアルに体験したい人は、アスワンとルクソール間を何泊かしながら下るファルーカ・ツアーがあるので、旅行代理店で相談してみよう。
クルーズ船。中にはバーやプールもある。ナイル川は住血吸虫のために水泳はすすめられないが、プールなら安心。©RIEGER Bertrand/hemis.fr |
クルーズ船は数種類があるが、特にオススメするのはアスワンからアブ・シンベルを訪ねるナセル湖クルーズ。アスワンはルクソールの上流にある街で、世界遺産条約のきっかけとなったアスワン・ハイ・ダムもここにある(詳細は次ページにリンクしたアブ・シンベルの記事を参照)。あるいはそのアスワンとルクソールを結ぶナイル・クルーズも人気で、こちらはエドフなどの遺跡も訪ねることができる。いずれも3~4泊からで、宿泊施設は5つ星クラスのホテル並の仕様となっている。
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