日常英会話/日常英会話アーカイブ

セリフ対決 英仏プレイボーイの口説き方

男が女を口説くとき。直接的な表現よりも逆説的な言葉で攻めるのが効果的? 今回のセリフ対決は、女性の心理を熟知したプレイボーイのこの2人!

執筆者:尾崎 佳加


男が女を口説くとき。直接的な表現よりも逆説的な言葉で攻めるのが効果的?
今回のセリフ対決は、女性というわがままな生き物の心理を熟知したプレイボーイのお2人にお出ましいただきました!

先手 美しさは罪
『ル・ディヴォース ~パリに恋して~』

Le Divorce (03)
『ル・ディヴォース ~パリに恋して~』
突然夫に去られた姉を訪ねてフランスにやってきたイザベル(ケイト・ハドソン)は、言葉や街並み、すべてがオシャレなパリに恍惚状態。そんなイザベルに狙いをつけて、プレイボーイのセクシーな外交官エドガルがアプローチをかけてきます。イザベルにメロメロのボーイフレンドは、恋の危機を察したのか、イザベルに向かって甘くこうささやくのでした。

Too much smiling gets a girl into trouble.
あんまりきれいな笑顔はトラブルの元だよ


≒「お嬢さん、美人だから大根一本オマケ!」。今どき、八百屋のお父さんでもはばかるような歯の浮くセリフも、オシャレな街・パリでは許容範囲。焼きもちも甘く焼けば、おいしいスイーツになって2点リードです。

後手 俺に近づくとヤケドするぜ
『リバティーン』ロチェスター伯爵

The Libertine (04)
『リバティーン』
17世紀。イギリスの天才詩人であり、大変な放蕩者(Libertine)として知られた2代目ロチェスター伯爵ことジョン・ウィルモット。時代をまたいでなお語り継がれる、何をも恐れない自由な精神は、作品の冒頭でロチェスター本人(ジョニー・デップ)が語る挑発的なセリフに集約されています。「女はいつでも抱ける、男もいつでも相手をしてやる」と強気な発言に続いて彼が放った言葉は…

I do not want you to like me.
諸君、私を好きにならないでくれ


さもなくば、必ず私の虜になってしまうだろう―。自信をみなぎらせたセリフは、普通の男性が言えば中指を立てたときと同じくらいに喧嘩の火種として十分な効力を持つでしょう。葡萄酒を口に運びながら病んだ瞳で挑発するロチェスターですが、哀しいかな、女性は影のある男に惹かれるもの。不本意ながら、3点リードです。

ということでこの対決は、『リバティーン』の勝利!

◇↓ LOSE ↓◇
☆↑ WIN ↑☆
『ル・ディヴォース ~パリに恋して~』

キャスト:ナオミ・ワッツ
ケイト・ハドソン他
監督:ジェームズ・アイヴォリー
脚本:ルース・プラヴァー・ジャブヴァーラ
『リバティーン』

キャスト:ジョニー・デップ
ジョン・マルコビッチ他
監督:ローレンス・ダンモア
脚本:スティーヴン・ジェフリーズ
【編集部おすすめの購入サイト】
Amazonで英会話関連の書籍をチェック!楽天市場で英会話関連の書籍をチェック!
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます