男が女を口説くとき。直接的な表現よりも逆説的な言葉で攻めるのが効果的?
今回のセリフ対決は、女性というわがままな生き物の心理を熟知したプレイボーイのお2人にお出ましいただきました!
先手 美しさは罪
『ル・ディヴォース ~パリに恋して~』
『ル・ディヴォース ~パリに恋して~』 |
Too much smiling gets a girl into trouble.
あんまりきれいな笑顔はトラブルの元だよ
≒「お嬢さん、美人だから大根一本オマケ!」。今どき、八百屋のお父さんでもはばかるような歯の浮くセリフも、オシャレな街・パリでは許容範囲。焼きもちも甘く焼けば、おいしいスイーツになって2点リードです。
後手 俺に近づくとヤケドするぜ
『リバティーン』ロチェスター伯爵
『リバティーン』 |
I do not want you to like me.
諸君、私を好きにならないでくれ
さもなくば、必ず私の虜になってしまうだろう―。自信をみなぎらせたセリフは、普通の男性が言えば中指を立てたときと同じくらいに喧嘩の火種として十分な効力を持つでしょう。葡萄酒を口に運びながら病んだ瞳で挑発するロチェスターですが、哀しいかな、女性は影のある男に惹かれるもの。不本意ながら、3点リードです。
ということでこの対決は、『リバティーン』の勝利!
キャスト:ナオミ・ワッツ ケイト・ハドソン他 監督:ジェームズ・アイヴォリー 脚本:ルース・プラヴァー・ジャブヴァーラ | キャスト:ジョニー・デップ ジョン・マルコビッチ他 監督:ローレンス・ダンモア 脚本:スティーヴン・ジェフリーズ |