家事/エコ家事の方法

赤紫蘇酢の効能は?赤紫蘇酢ジュースの作り方と残った葉の活用法 

赤紫蘇酢の効能と、簡単な赤紫蘇酢ジュースの作り方・レシピをご紹介します。手軽に作れてとっても美味しく、様々な効能がうれしい赤紫蘇酢ジュース。スローフードへの第一歩に、ぜひ手作りしてみましょう!

執筆者:立石 絹子

赤紫蘇酢の効能とジュースの作り方をご紹介!

赤紫蘇酢ジュースの作り方

青シソジュースは黄色になります。独特な風味は赤シソの方が強いですがどちらも美味しいですよ。

今回は、おすすめの甘酸っぱい赤シソ酢ジュースの作り方をご紹介します~!簡単だけど、スローフードへの第一歩っていう雰囲気も楽しめますよ。

赤シソジュースは、本当に天然の色?!って思うほどの鮮やかなピンク色の飲み物。子供に出しても大人気です。健康系のドリンクは、健康によさそうなのはわかるけど見た目で「飲みたい!!」と思えるほど、とっつきが良くない…。

その点、赤シソジュースは見た目からしておいしそうで、お酢も入れるので着色ジュースよりも体にも良いですよ。
   

シソ(赤シソ)の効能

シソは漢方生薬などに使われますが、シソの葉は「蘇葉」と書き、「人を蘇らせる葉」という意味で名づけられたそうです。お刺身などにシソ(大葉)が必ずついているのは、食中毒や食あたりなどを防ぐためと、防腐剤代わりでもあります。

栄養価も野菜の中ではトップクラスで非常に高く、抗酸化作用が強いベータカロチン、カルシウム、カリウム等はホウレン草よりも豊富。鉄分やその他ビタミン、ミネラルも豊富です。

シソは縄文時代から薬として使われていたようで、煎じて飲めば風邪の初期症状が緩和されます。その他にも食欲を増し消化吸収を助け、胃腸が健康に働くといわれているペリルアルデヒドが含まれており、ペリルアルデヒドには制菌作用があります。

最近注目されているのは「ルテオリン」という栄養素で、抗アレルギーや抗炎症効果があるとされています。

青シソよりも赤シソの方がこれらの効果が強いと言われています。
 

酢の効能

お酢が体に良いのは昔から知られていますが、肉食が多い人、ストレスの溜まっている人は体が酸性に傾いており、そのせいで乳酸が増えています。乳酸は筋肉の中にたまり、疲労のもとになるので、疲れやすい体質になっている、ということになります。肩こり、腰痛なども乳酸過多状態で起こるとも言われています。お酢はこの乳酸を抑える働きがあるので、疲労回復に効果があります。

胃液の分泌を正常化し、食欲増進にも効きます。血圧を正常化させ、血行をよくして、最近話題の「どろどろ血液」→「さらさら血液」効果があるんですよ~。

シソと同じく、ナチュラルクリーニングでも殺菌消毒に使われるくらい、殺菌力があるので食中毒の予防にも効果的です。

カルシウムの吸収を助けるので、骨粗しょう症などの予防にもなるようです。

どちらも、スーパー食材であることは一目瞭然。そこに白糖よりもミネラル豊富な「きび砂糖」、万能選手「蜂蜜」を入れてパワーアップ!
 

赤紫蘇ジュースの材料

●赤シソ(葉のみ)…200g(スーパーなどで買う袋入りのものは200gくらいあるようです。)
●酢…2カップ(400cc)(ガイドはリンゴ酢で作っています。アルコールの入っていない米酢もOK)
●砂糖…400g(きび砂糖、てんさい糖がオススメ。)
●蜂蜜…200g(砂糖が添加されていない純蜂蜜が良いと思います。1歳未満の赤ちゃんが飲む場合は蜂蜜のボツリヌス菌によるボツリヌス症の恐れがあるので、砂糖に替えてください)
●水…2000cc
 

赤紫蘇ジュースの下準備

砂が落ちたり虫がいたりすることがあるので、シンクなど汚れてもいいところで作業しましょう。
  • 赤シソは、茎から葉だけを取ります。1枚1枚取る必要はなく、ボサッと取ってしまってOKです。葉はよく水洗いし、ザルなどにあけ、水気をよく切っておきます。
  • 保存するビンを用意します。酢が入っていたビンをそのまま使っても良いと思います。水洗いしないでそのままに。他の保存用ビンを使う場合は、水滴が中に残っているとカビや腐敗の原因になりますので、電子レンジで加熱し、水滴を飛ばしてから。

または、出来上がった赤シソジュースを少量ビンに入れて、フタを閉めて中を振り洗いし、もったいないですが捨ててから入れるようにしてください。

ペットボトル等のプラスティック容器は、シソジュースが発酵したりするのでへしゃげたり、熱いままで保存するのでプラスティックの有害な成分が溶け出してこないとも限らないのでお勧めしません。
 

赤紫蘇ジュースの作り方

鍋にお湯を沸かす

鍋にお湯を沸かす

1. 鍋に2000ccの水を沸かし、グツグツとしてきたら酢2カップを入れます。
水洗いした葉を入れて煮出す

水洗いした葉を入れて煮出す

2. 1に水洗いした葉を入れて、5分くらい煮出します。
湯が紫色になったら火を止めて葉を取り出しジュースを濾す

湯が紫色になったら火を止めて葉を取り出しジュースを濾す

3. 湯が鮮やかな紫色になったら、一旦火を止め、葉を取り出し、ジュースを濾します。

4. 火を止めたまま、蜂蜜200gを溶かします。蜂蜜が溶けたら火をつけ、砂糖を煮溶かし、20~30分煮詰めます。
完成

完成

5. 熱いうちに保存用ビンに入れて、出来上がり。
 

おいしい飲み方

我が家の子供たちには水を多めに。美味しい美味しいとがぶ飲みして更に元気に!?
出来上がった赤シソ酢ジュースは、3倍に薄めて飲みます。グラスいっぱいに氷を入れて、3分の1くらいまで赤シソ酢ジュースを入れ、冷やしておいたミネラルウォーターや浄水器のお水などを3分の2入れて、よくかき混ぜてから飲むとすごくおいしいです!

その他にも焼酎などを飲むときに割ったり、原液をヨーグルトにかけたりしてもおいしいそうです。

残った葉は捨てないで

ゴマ+塩と混ぜてもいいし、細かく刻んだ梅干と混ぜてもGOOD!
ジュースを煮出して残った葉っぱがたくさん。何だか捨てるのがもったいない…ゴミも増えますし。そんなときは、葉をザルに入れて2,3日天日に干して、カリカリになったら手で砕きます。

天然塩と混ぜて、「ゆかり」の出来上がり!化学調味料を入れないでもおいしい「ゆかり」にするには、うまみのある天然塩を使うのがポイントです。ホカホカご飯にのせて食べたり、おにぎりにしたら美味しい!!ゴミも減って一石二鳥です。


赤シソはダメになるのが早いので、購入したらすぐに作ってみてくださいね。

手作りは、ペットボトルを購入しない+ゴミにしないエコになります。市販ジュースが大好きな方、お子さんにも体のことを考えてこちらの方をオススメします。

ただし、すごくおいしいので飲みすぎてしまうのが難点!糖分が強いのでほどほどでどうぞ~!

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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