そんなゆりの花をまとめて楽しめる場所が、首都圏からわずか1時間足らずの所にありました。池袋・新宿から西武鉄道で気軽にアクセスできる西武プリンスドームの近くにある「ところざわのゆり園」では、6月から7月始めにかけて50種類のゆりの花がカラフルに咲いている所を楽しむことが出来ます。
今回は初夏ならではの花、ゆりを愛でることができる「ところざわのゆり園」をご紹介しましょう。目にも鮮やかな風景を楽しむことができますよ。
西武ドームのすぐそばにある花の楽園
西武狭山線の西武球場前駅を出ると左手に西武プリンスドームがあり、右手に見える上り坂の歩道橋を歩いた先にゆり園があります。
ゆり園では3万平方メートルの敷地の中に50種類、およそ45万株にも及ぶゆりの花が咲き誇ります。初夏の花ということもあり、6月頃から7月初めまで、ゆりの花の開花にあわせて季節限定で開園されています。
窓口で入場券を購入して中に入りますが、すぐ右手を見ると、まるで宇宙船のようにも見える西武プリンスドームを背景に色とりどりのゆりの花が咲いている風景を見ることが可能です。近未来的な建物と美しい花の取り合わせは、少し不思議な気分になりますね。
50種類のゆりの花が咲き乱れる丘へ
ゆり園でゆりを観賞する前に、まずはゆりの花の種類について確認しておきましょう。たくさんの品種があるゆりですが、「すかしゆり」と「ハイブリッド」の2種類に大きく分類することができます。
見分け方は花の向き。上に花を咲かせるのが「すかしゆり」で下向きに花が咲くのが「ハイブリッド」。ゆり園では、「すかしゆり」が先に咲いて、その後から「ハイブリッド」が咲くとのことです。
ゆり園では、丘の尾根づたいからゆりの花を見下ろす「らくらく観賞コース」と呼ばれる短いルートと、園内を一周して丘の少し下からゆりの花を見上げるアップダウンが多い「自然散策コース」の2つの観賞ルートが用意されています。
ゆり園のメインとも言えるカラフルな花畑も「らくらく観賞コース」から見下ろせます。オレンジ、白、黄色、ピンク、濃いオレンジ色で構成された花畑は見ごたえ十分ですよ。
カラフルなゆりの花畑を見上げてみよう
さらにゆり園の魅力を満喫できるのが、園内を一周する「自然散策コース」。園内一周と言っても実際には1000メートルほどの距離ですので、ゆりの花を愛でているうちに軽いハイキング気分で歩けてしまいます。散策路には木製のチップを敷いてあるので、スニーカーやスポーツシューズで歩くのが最適です。チップの柔らかい感覚を感じつつ歩くことができます。
池袋から直通電車あり、渋谷や横浜からも便利なアクセス
ところざわのゆり園の最寄り駅は西武球場前駅。東京メトロ副都心線や東急東横線との直通運転により、渋谷や横浜からもアクセスが便利になりました。
西武池袋線は東京メトロ副都心線、東急東横線と相互乗り入れしているので、渋谷や横浜からも飯能(はんのう)または小手指(こてさし)行きの電車に乗れば、西所沢の乗り換え1回のみで西武球場前駅に行くこともできるようになりました。
ところざわのゆり園のご紹介、いかがだったでしょうか?梅雨の時期はなにかと家の中に閉じこもりがちになりですが、明るい色合いのゆりの花を愛でて、気分をさわやかにできるところざわのゆり園にぜひ出かけてみて下さい。
ところざわのゆり園へのアプローチ
地図:Yahoo! 地図情報アクセス:
<鉄道>
池袋駅より西武池袋線で西所沢駅乗り換え、西武狭山線にて西武球場前駅下車。池袋から西武球場前まで直通する電車もある。西武球場前駅からは徒歩約5分。
横浜や渋谷から東京メトロ副都心線経由で西武池袋線 飯能、小手指方面へ向かう電車も利用可能。
西武新宿駅からは西武新宿線・拝島線と多摩湖線を乗り継いで西武遊園地駅乗り換え、西武山口線(レオライナー)で西武球場前駅下車。
<車>
関越自動車等 所沢インターチェンジ、または圏央道 入間インターチェンジから国道463号線で所沢市内方面へ。後は西武プリンスドームへの案内に従います。
◇「夏の名所」に、「名所・旧跡」ガイドで夏に楽しめる名所・旧跡を紹介した記事の一覧をまとめてあります。
◇「関東の名所」に、「名所・旧跡」ガイドで関東地方の名所・旧跡を紹介した記事の一覧をまとめてあります。