名所・旧跡/関東の名所・旧跡

100万本のポピーが咲き誇る! くりはま花の国/神奈川

三浦半島・久里浜の「くりはま花の国」では、例年5月中旬から6月始めにかけて100万本のポピーの花が見頃を迎えます。真っ赤なじゅうたんを敷き詰めたような素晴らしい風景が広がる「くりはま花の国」へ行ってみませんか?

村田 博之

執筆者:村田 博之

名所・旧跡ガイド

100万本のポピーの花畑が三浦半島にありました!

くりはま花の国のポピー(1)

100万本のポピーが咲き誇るくりはま花の国(2023年5月5日撮影)

街が初夏の装いをまとい、梅雨に入るまでのさわやかな季節。ちょっと強い日射しをうまく避けられれば、お出かけにはちょうど良い時期ですね。

江戸時代末期、黒船来航の折にペリー提督が初めて日本の土を踏んだのは三浦半島の久里浜でした。その久里浜港に近い緑豊かな丘の中に「くりはま花の国」という公園があります。

春の終わりから初夏にかけて、くりはま花の国ではポピーが見頃となり、まさに真っ赤な花のじゅうたんが広がる美しい空間が作り出されています。

今回は、さわやかな季節のちょっとしたお出かけに最適なスポット、くりはま花の国のポピーをご紹介しましょう。

<目次>
 

真っ赤なシャーレーポピーが咲き誇ります!

くりはま花の国のポピー(2)

くりはま花の国のポピー園。入口からたくさんのポピーが出迎えてくれます
※鯉のぼりはゴールデンウイークをはさむ期間限定の演出(2023年5月5日撮影)

くりはま花の国Googleマップ)は、東京湾フェリーが発着する久里浜港近くの丘に作られた58万平方メートルにも及ぶ広大な敷地を持つ横須賀市の公園。名前のとおり、花を楽しめる名所として知られています。入場料は無料です。
 
くりはま花の国のポピー(3)

真っ赤な花をつけるシャーレーポピー
ヒナゲシや虞美人草(ぐびじんそう)という名前でも知られています(2023年5月5日撮影)

くりはま花の国の初夏を彩る花はポピー。ポピー園の中には実に100万本ものポピーが植えられています。

ヒナゲシや虞美人草(ぐびじんそう)の別名を持つ真っ赤なシャーレーポピーが多く、開花するとポピー園全体が真っ赤な花じゅうたんで覆われる素晴らしい風景が広がります。
 

ゆるやかな谷に広がる花畑をゆっくり歩いて楽しみましょう

くりはま花の国のポピー(4)

ポピー園のフォトスポットの1つ、白いベンチとポピーの花畑
※鯉のぼりはゴールデンウイークをはさむ期間限定の演出(2023年5月5日撮影)

くりはま花の国のポピー園は、丘と丘に挟まれた谷間に広がります。

入口から見た感じでは高低差がそうあるようには見えませんが、奥まで進んでみると意外と高低差があることに気づきます。
 
くりはま花の国のポピー(5)

ポピー園の中腹から花畑を望む。高低差があることがはっきりとわかります
※鯉のぼりはゴールデンウイークをはさむ期間限定の演出(2023年5月5日撮影)

花畑の周囲や中に遊歩道が設けられていますので、お気に入りのアングルを探してゆっくり散策することが可能です。歩きやすい靴を履くことをおすすめします。
 
くりはま花の国のポピー(6)

ポピー園のフォトスポットの1つ、ピンクのベンチとポピーの花畑。
※鯉のぼりはゴールデンウイークをはさむ期間限定の演出(2023年5月5日撮影)

途中には、花畑をバックにできる白やピンクのベンチなどフォトスポットもあります。思い出となるシーンをたくさん残してみてください。
 

ポピーの他にもたくさんの花が楽しめます

くりはま花の国のネモフィラとポピー

くりはま花の国で楽しめるネモフィラとポピーの咲く風景
※鯉のぼりはゴールデンウイークをはさむ期間限定の演出(2023年5月5日撮影)

ポピー園には、シャーレーポピーの他にもさまざまな花が咲きます。

オレンジ色の花を咲かせるカリフォルニアポピーや、青色・薄桃色の花を咲かせるヤグルマギク、薄青色のネモフィラを見ることができます。

開花時期が違うことやその年の気候に影響されることから、訪れるタイミングによって異なる風景が見られます。ぜひ一期一会の出会いを楽しんでください。
 

見頃は例年5月中旬~下旬。シーズン最後には、ポピーの花摘みも

くりはま花の国のポピー(7)

ポピー園の奥に咲くポピーの花々。シーズン最後には、ポピーの花摘みイベントが行われます(2023年5月5日撮影)

くりはま花の国のポピーは、その年の気候にも寄りますが、例年5月中旬から下旬にかけて見頃を迎えます。この時期にあわせて「ポピー・ネモフィラまつり」というイベントが行われます。

このイベントの最終週の週末(5月最終週または6月第1週)には、来場者がポピー園内のポピーを摘み取るイベントが行われます。摘み取り用のハサミや新聞、持ち帰り用の袋を用意すれば誰でも参加できるので、イベント体験を兼ねて出かけるのもいいですね。

美しいポピーの風景を楽しめるくりはま花の国のご紹介、いかがだったでしょうか?

他にもハーブ園や大きなゴジラの滑り台がある冒険ランド、足湯など、家族そろって過ごせるスペースがありますので、初夏のさわやかな陽気の中、くりはま花の国へ出かけてみてください。
 

くりはま花の国へのアクセス

地図:Googleマップ

アクセス:
<鉄道>
JR横須賀線 久里浜駅

JR横須賀線 久里浜駅(2015年5月撮影)

JR横須賀線 久里浜駅、または京急線 京急久里浜駅下車。徒歩約15分。

<車>
くりはま花の国への入口を示す看板

くりはま花の国への入口を示す看板(2021年5月撮影)

横浜横須賀道路 佐原インターチェンジから佐原交差点を経由して、久里浜港方面へ。「くりはま花の国」への入口の看板に従って右折。

駐車場(有料)は複数ありますが、ポピーが見頃の時は駐車場への入場待ちで30分以上かかることがあります。また駐車場には営業時間が設定されているため、くりはま花の国のWebサイトで確認して下さい。

【関連サイト】
「春の名所」に、「名所・旧跡」ガイドで春の風景が楽しめる名所・旧跡を紹介した記事の一覧をまとめてあります。
「関東の名所」に、「名所・旧跡」ガイドで関東地方の名所・旧跡を紹介した記事の一覧をまとめてあります。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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