今回の行き先は【北海道】 氷と光の魔法!層雲峡氷瀑まつり |
それは氷が作り出す風景。自然が作り出した氷の造形だけでも印象に残りますし、これに光が加わると、さらに美しい風景が生み出されます。
今回は、北海道から良質の温泉と美しい自然が楽しめる層雲峡(そううんきょう)温泉にて、毎冬開かれている「層雲峡氷瀑まつり」をご紹介します。
厳しい寒さでできた氷の造形が堪能できると共に、夜はカラフルな光に照らされた氷が幻想的に輝くさまを楽しむことが出来ますよ。
冬ならでは!の氷が織りなす風景
カラフルな光に彩られた氷の風景が楽しめる「層雲峡氷瀑まつり」。まさに芸術です!(2004年2月撮影) |
銀河の滝と流星の滝は、日本の滝百選にも選ばれた層雲峡の観光スポット(2001年7月撮影) |
峡谷の長さは実に24キロメートルにも及び、また断崖の高さは200メートルにも達するところがあり、まさに迫力そのもの。
層雲峡温泉(Yahoo! 地図情報)は、そんな層雲峡の中心部にあって良質の温泉がわき出している所。層雲峡観光の拠点、もしくは大雪山・黒岳への登山基地となっています。
夏は新緑、秋の紅葉・黄葉が美しく、日本の滝百選にも選ばれた銀河の滝、流星の滝や、大函(おおばこ)・小函(こばこ)と呼ばれる自然が作り出した奇勝を楽しみに訪れる大勢の観光客で賑わいます。
「層雲峡氷瀑まつり」の会場。石狩川の河川敷に設営されています(2004年2月撮影) |
そんな中、冬の観光の目玉として毎年1月下旬から3月に行われるのが「層雲峡氷瀑まつり」。2008年で第33回を数える歴史あるイベントです。
層雲峡温泉のすぐそばを流れる石狩川の河川敷に会場が設営され、厳しい冬の寒さを利用して作られた様々な形をした氷の造形物が訪れる人々を待っています。
カラフルな光に包まれた氷の造形に感動!
会場の中には、氷で作られた神社まで登場します(2004年2月撮影) |
足下は雪や氷で滑りやすいという点と、防寒対策をするという点に気を付けて会場を歩くと、いろいろな美しい風景を楽しむことが可能です。
気候にもよりますが、氷点下2桁まで温度が下がることもあります。寒くなった場合は、休憩所に入って、寒さをしのぎましょう。暖かい食べ物・飲み物も調達することができます。
氷点下2桁の寒さを一瞬忘れてしまうくらい、パステルカラーに彩られた様々な形の氷の造形が楽しめます(2004年2月撮影) |
層雲峡温泉に泊まってのんびり楽しもう
良質の温泉が湧く層雲峡温泉。旅館、ホテルも揃っています。 |
バスターミナルから黒岳ロープウェイに至る温泉街とバスターミナルから少し離れた高台にホテルや旅館が点在しています。
温泉の泉質は硫黄泉、「層雲峡氷瀑まつり」で冷えたからだを暖めるにはちょうどいいですね。
氷と光が織りなす「層雲峡氷瀑まつり」のご紹介、いかがでしたか?3月23日まで行われる予定ですので、今年でもまだまだ間に合います。冬しか味わうことが出来ない「層雲峡氷瀑まつり」の幻想的な世界を楽しみに、ぜひ北海道まで出かけてみて下さい。
層雲峡温泉「層雲峡氷瀑まつり」へのアプローチ
旭川駅・上川駅と層雲峡を結ぶ道北バス。 |
<飛行機>
旭川空港より旭川駅行きの空港専用バス(道北バスまたは旭川電気軌道バス)で、旭川駅下車。
旭川駅より道北バス 層雲峡行きに乗車し、終点下車。旭川駅から層雲峡まで約2時間。バスの本数が少ない(1日7往復)ので注意して下さい。
<JR>
上野からの寝台特急「北斗星」「カシオペア」で札幌駅下車。札幌から特急「スーパーカムイ」で旭川駅で降り、道北バス 層雲峡行きで終点下車。
本数は少ないですが、札幌から網走行きの特急「オホーツク」で上川駅で下車しても、道北バス 層雲峡行きに乗り換えることができます。
旭川空港より旭川市内を経由して、国道39号線で網走方面に向かい層雲峡へ。
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