また市内には、昔懐かしい雰囲気を残す銚子電気鉄道の電車が、日々ゴトゴトと地域の足として活躍していて、観光客の交通手段としても使われています。
今回は、銚子の観光名所の中から青い海と白亜の灯台が印象に残る犬吠埼へ、銚子電気鉄道に乗って所々寄り道を楽しみつつ出かけてみましょう。
太平洋に突き出す白亜の灯台
太平洋に突き出す白亜の灯台、犬吠埼灯台。夜は船舶の安全を確保のため海を照らし、昼は訪れる人々に素敵な風景を見せています(2007年3月撮影) |
犬吠埼灯台(Yahoo! 地図情報)は、太平洋を航行する船舶の安全を確保するため、1874年(明治7年)に完成した灯台です。高さは約32メートルあり、レンガで作られた構造物としては日本で2番目の高さを誇ります。灯台が照らす光は35キロメートル離れた海上からも見えるとのこと。
日中は灯台の中を見学可能。灯台の上から眺める太平洋の広さは、まさに感動の一言! |
灯台の内壁に沿うように作られた99段のらせん階段を登ると灯台の上に出ます。ここから見えるのは雄大な太平洋のパノラマ。タイミングが良ければ沖合を航行するフェリーが見えることもあります。
また灯台の入口部にある資料室と、灯台左横にある資料展示館では、灯台に関する様々な資料が展示されています。犬吠埼灯台で最初に設置されたレンズなども展示されていますよ。
温泉のお風呂からも灯台が見えます!
温泉が湧き出る犬吠埼周辺の旅館・ホテルでは、お風呂から太平洋や灯台を見ることも可能です。 |
なんと言っても犬吠埼灯台を含めた太平洋の眺めがお風呂から楽しめますし、銚子港で水揚げされたおいしい魚が食べられるのも魅力ですね。
日帰り入浴を受け付けているホテル・旅館もありますので、犬吠埼灯台を見学した後にのんびり温泉に浸かるのも良いでしょう。またゆったり時間を取って関東で一番早い時間に見られるという海からの日の出を楽しみに宿泊してみるのも良いですね。
続いては、犬吠埼灯台へ向かう時に便利な銚子電気鉄道をご紹介します。レトロな電車に乗って、あちこち途中下車して寄り道を楽しめますよ。次ページに続きます。