名所・旧跡/北海道の名所・旧跡

稚内からフェリーで2時間弱。さいはての花の島「利尻島」と「礼文島」には何がある?【観光スポット】

稚内の西に位置する離島、利尻島と礼文島。ここにしかない美しい自然とグルメを求めて、短い夏の間に観光客が多数訪れます。旅を楽しむ人ならぜひ一度は行ってみたい「さいはて」の花の島、利尻と礼文をご紹介しましょう。

村田 博之

執筆者:村田 博之

名所・旧跡ガイド

北海道の稚内(わっかない)といえば、日本最北の街として知られています。北海道の地図を広げて見た時、その稚内の左側に2つの島があるのがわかるでしょうか?

最北の街、稚内からさらにフェリーで2時間弱揺られた先にあるこの2つの島の名前は利尻(りしり)島礼文(れぶん)島

まさに「さいはて」という言葉がふさわしい利尻島と礼文島ですが、短い夏のシーズン中にはここにしかない美しい自然やおいしいものを求めて、たくさんの観光客やハイカーが訪れます。

旅を楽しむ人なら、ぜひ一度は行ってみたい「さいはて」の花の島、利尻と礼文をご紹介しましょう。
利尻島(1)

雲の上に突き出た利尻島(新千歳から稚内へ向かう飛行機より)(2023年6月撮影)

<目次>

高山植物が間近で見られる花の浮島/利尻・礼文

利尻島・礼文島で見られる高山植物などの珍しい花々

利尻島と礼文島では、珍しい花々を間近で見ることができます(2023年6月16日撮影)

利尻島と礼文島は、稚内の西側に位置する有人の離島です。

北緯45度を越える高緯度に位置するため、本州などでは標高2000メートルを越えるところにしか咲かない高山植物が平地で見られるのが利尻島と礼文島の特徴。島独特の固有種も存在します。

緯度の関係で夏が短い利尻島と礼文島ですが、夏の間に島のあちこちで高山植物が花開くことから「花の浮島」というキャッチフレーズで語られることも多いです。この後、それぞれの島の見どころを説明する中で、どんな花が楽しめるのかを紹介します。
 

《利尻島》利尻富士がシンボルの丸い形の島

利尻島(2)

稚内から礼文島・香深港へ向かうフェリーから見えた利尻島(2023年6月撮影)

さいはての島、利尻・礼文。まずは利尻島Googleマップ)の紹介から。

地名の由来はアイヌの言葉で「高い山のある島」を意味する「リイシリ」から。稚内から直線で約40キロ南西に位置する周囲63キロの丸い形をした島です。特産品でもある「利尻昆布」を知っている方も多いのではないでしょうか。
利尻岳(利尻富士)

日本百名山の一つに数えられる利尻岳(利尻富士)美しい独立峰です(沓形港へ入港するフェリーより)(2023年6月撮影)

利尻島の中心には、海の名峰と呼ばれ、日本百名山にも選ばれている標高1721メートルの利尻岳(利尻山)がそびえます。「利尻富士」とも称される美しい山容は、見通しの良い日であれば、礼文島や稚内、サロベツ原野からも見ることが可能。まさに浮島という表現がぴったりです。
 

利尻富士が望める沼へ。湖面に映る利尻富士を見られるかも……

オタトマリ沼

鬼脇地区にあるオタトマリ沼。天気に恵まれると利尻富士が沼の向こうに見えて湖面に映ります(2023年6月撮影)

利尻島は島の中心に利尻富士が構えていることから、観光スポットは島の周囲に点在する形。道路も島を周回するものがメインですし、路線バスや観光バスも島をぐるっとまわります。

利尻島は丸い形の島なので、アナログの時計に見立てて観光スポットの位置を説明していきます。ちなみにフェリーが発着する鴛泊(おしどまり、Googleマップ)は1時の位置です。
姫沼

鴛泊地区にある姫沼(1985年8月撮影)

利尻富士を島内から見るスポットとして取り上げられるのは、鴛泊からほど近い姫沼Googleマップ)と鬼脇地区のオタトマリ沼(5時の位置、Googleマップ)。

どちらも沼の周囲に散策路があり、姫沼では森林浴が、オタトマリ沼では花を見ながら散策を楽しむことができます。お天気に恵まれると湖面に映る利尻富士の姿も見られます。
 

海を眺める絶景が充実

ペシ岬

鴛泊港を出港したフェリーから望むペシ岬(2023年6月撮影)

利尻島内には、海を眺める絶景もたくさんそろいます。

利尻島の玄関口である鴛泊港から見える突き出た岬はペシ岬。入港する時は利尻島に来たことを実感でき、出港する時は見送られるような形となる素敵な風景です。
姫沼展望台からの眺め

姫沼展望台から鴛泊港を望む。小高い山はペシ岬(1985年8月撮影)

鴛泊からほど近い姫沼展望台Googleマップ)からは鴛泊港を見下ろせます。
仙法志御崎公園(1)

溶岩でできた岩が連なる仙法志御崎公園(2023年6月撮影)

仙法志御崎公園(6時の位置、Googleマップ)では、太古の昔に噴火した利尻富士の溶岩が流れてできた海岸を見ることが出来ます。
仙法志御崎公園(2)

仙法志御崎公園では、稚内の水族館から出張してきたアザラシや野生のアザラシが見られることも(2023年6月撮影)

なお仙法志御崎公園では、夏季の間だけ稚内にあるノシャップ寒流水族館からアザラシが出張してきていて、かわいらしい姿を見ることができます。ちなみに野生のアザラシが見られることもあるとのこと。
龍神の岩・北のいつくしま弁天宮

龍神の岩の上に建立された北のいつくしま弁天宮(2023年6月撮影)

仙法志から時計回りに進んで沓形との中間、8時の位置には、龍神の岩に弁天様を祀る北のいつくしま弁天宮があります。赤い鳥居と小さな祠があり、絵になるスポットですね。
 

人面岩に寝熊の岩……不思議な形の奇岩も

人面岩

利尻島の奇岩の一つ、人面岩(2023年6月撮影)

利尻富士から流れ出た溶岩は、不思議な奇岩を多数生み出しました。

仙法志と沓形の中間、北のいつくしま弁天宮のすぐ近くに溶岩が作り出した奇岩、人面岩寝熊の岩Googleマップ)が海べりに見られます。
寝熊の岩

利尻島の奇岩の一つ、寝熊の岩(2023年6月撮影)

改めて言われると「なるほど……」と思うような形をしていますので、立ち寄って見てみることをおすすめします。
 

利尻島で見られる珍しい花々

エゾキスゲの群落

沓形港の近く、カムイテラス周辺で見られたエゾキスゲの群落(2023年6月16日撮影)

「花の浮島」利尻島で見られる珍しい花々は、エゾキスゲ、チシマウスユキソウ、チシマゲンゲ、チシマフウロ、ミヤマオダマキ、ヒオウギアヤメなど多岐にわたります。
利尻島で出会えた珍しい花々

利尻島の珍しい花々。ヒオウギアヤメ、エゾキスゲは仙法志岬公園にて、その他は利尻町郷土資料館の花畑にて(2003年6月17日、2023年6月16日撮影)

オタトマリ沼や仙法志御崎公園の周辺、9時の位置にあるカムイテラスGoogleマップ)や4時の位置にある利尻町郷土資料館Googleマップ)などで珍しい花々に出会うことができます。その年の気候によって花の開花時期は大きく左右されますが、花が咲いている時期に訪れるのなら、ゆっくりと時間を取っておくといいでしょう。
 

《礼文島》さいはてを実感できる日本最北の島 

礼文島

香深港へ向かうフェリーから礼文島を望む(2023年6月撮影)

さいはての島、利尻・礼文。続いては礼文島Googleマップ)へ渡ります。

地名の由来はアイヌの言葉で「沖の島」を意味する「レプンシリ」から。稚内から直線で約50キロ西に位置する日本最北の島になります。

島の北側に礼文岳(標高490メートル)があり、東西8キロ、南北30キロという細長い島です。利尻島とは最短距離で8キロしか離れていません。

礼文島の魅力は、利尻島と同じく高山植物が身近で見られるということと、ダイナミックな海の風景が楽しめること。島の西海岸は、強い偏西風による荒波が作り出した断崖絶壁が続いており、ここでしか見られない風景を作り出しています。
 

自然の造形に驚く桃岩、猫岩

桃岩

桃台猫台から眺める桃岩は、まさに桃の形の岩(2023年6月撮影)

まずは礼文島の南側のスポットから。フェリーが発着する東海岸側の香深(かふか)から、新桃岩トンネルを抜けて西海岸側の元地へ向かう道の途中から左に曲がったところにあるのが桃台猫台Googleマップ)という場所。
猫岩(1)

桃台猫台から眺める猫岩。右側にある小さな岩が猫岩(2023年6月撮影)

ここからは、桃のような独特の形をした桃岩が山側に、海側には猫の背中のような形をした猫岩を見ることが出来ます。どちらも不思議な形の岩なので、強く印象に残りますね。
猫岩(2)

桃台猫台から眺める猫岩をズームアップ。猫の後ろ姿にそっくり(2023年6月撮影)

猫岩の手前、左側に見える建物は桃岩荘ユースホステルです。ユースホステル宿泊者以外は、桃台猫台から猫岩を望む形になります。
桃岩展望台から望む利尻島・利尻富士

桃岩展望台から、利尻島・利尻富士を望む(1985年8月撮影)

また桃岩の近くへは、東海岸側にある桃岩登山口バス停からハイキングコースで登ることができます。登った先にある桃岩展望台Googleマップ)からは、桃岩の展望だけでなく、利尻島・利尻富士の雄姿も見ることができますので、時間が取れればぜひ立ち寄ってみてください。
 

高さ50mメートル、迫力の地蔵岩

地蔵岩(1)

高さ50メートルに及ぶ巨大な地蔵岩(1985年8月撮影)
※現在は落石の危険があり、左側の写真に見える案内標がある場所から先には近寄れなくなっています

元地から北側にある海岸は、メノウの原石が見つかったこともあるのでメノウ浜という別名があります。その海岸をさらに北に歩いていくと、海にそそり立つ大きな岩が見えてきます。
地蔵岩(2)

桃台猫台展望台から地蔵岩をズームして望む。地蔵岩の大きさがよくわかる(2023年6月撮影)

この岩は地蔵岩Googleマップ)といい、高さ50メートルの巨大な岩です。その迫力には思わず息を飲んでしまいます。

ただし現在は落石の危険防止のため、地蔵岩の案内標がある所までしか行けなくなってしまいました。また桃台猫台展望台からも、遠くになりますが地蔵岩の姿を望むことは可能です。
 

日本最北の滝、礼文滝

礼文滝

日本最北の滝、礼文滝。落差15メートルほどの小さな滝です(1985年8月撮影)

地蔵岩から海岸線を1.5キロほど歩いた先にある礼文滝Googleマップ)。落差20メートルほどの小さな滝ですが、ここが日本で一番北にある滝です。

以前は海岸線を歩いて訪れることができましたが、現在は高波や土砂崩落の危険があるため通れず、山側のトレッキングコースである礼文林道から大回りしないと行くことができない場所になってしまいました。

ロープを使って移動する場所があるなど上級者向けにはなりますが、滝へ向かう途中の花畑はとても美しいとのことなので、体力に自身のある方は礼文島に連泊して訪れるのも良いのではないでしょうか。
 

眺望も美しい映画のロケ地、北のカナリアパーク

北のカナリアパーク(1)

映画『北のカナリアたち』のロケ地を引き継いで造られた北のカナリアパーク(2023年6月撮影)

礼文島の南端、知床地区の高台にある北のカナリアパークGoogleマップ)。吉永小百合さん主演で2012年に公開された映画『北のカナリアたち』を制作する際に造られたロケセットが、映画制作後もそのまま残り、観光スポットとして公開されています。

利尻島・利尻富士を望める高台に学校の分校をイメージした建物が造られました。建物内ではロケ当時を振り返る資料などが展示され、映画の世界に入り込むことが可能。近くにカフェも開設され、ゆっくりとした時間を過ごせるようになっています。
北のカナリアパーク(2)

北のカナリアパークの説明看板。天候に恵まれれば利尻島・利尻富士を望む絶景が楽しめる(2023年6月撮影)

利尻島は海のすぐ向こうにありますが、海上の霧や利尻富士にかかる雲などが邪魔して、利尻富士がきれいに見える確率は高くありません。もし訪れた時に利尻富士の雄姿が見えた時は心ゆくまで絶景を堪能してください。
 

美しい弧を描く海岸線と青い海が望める澄海岬

澄海岬(1)

展望台から望む澄海岬。美しい弧を描く海岸線と海の色が記憶に残る(2023年6月撮影)

続いては礼文島の北側のスポットへ。西海岸側の西上泊(にしうえんどまり)に澄海(すかい)岬Googleマップ)というビュースポットがあります。
澄海岬(2)

澄海岬から見える海岸沿いのごつごつとした岩の形も印象深い(2023年6月撮影)

展望台に立つと、美しい弧を描く海岸線と、流れ込む海の色の美しさが記憶に強く残ります。
澄海岬(3)

澄海岬展望台から西海岸を望む。雄大な風景が広がる(2023年6月撮影)

また展望台の南側では礼文島西海岸のダイナミックな地形を見通すことができます。雄大な風景が見られますので、こちらも忘れずに。
 

最北限の地、スコトン岬

スコトン岬(1)

「最北限の地」の碑が立つ礼文島最北端・スコトン岬は、まさに「さいはての地」を実感できる場所(2023年6月撮影)

礼文島の一番北に位置するスコトン岬Googleマップ)。岬の先端までいくと、向かいには無人島の海驢(とど)島を望むことが出来ます。天候に恵まれるとその先のサハリン(樺太)が望めることもあるとのこと。
スコトン岬(2)

スコトン岬の先に見える無人島・海驢島 をズームで。野生のアザラシが見られることもあるとのこと(2023年6月撮影)

スコトン岬の緯度は北緯45度27分51秒、稚内・宗谷岬の緯度は北緯45度31分22秒のため、地理上は宗谷岬が北にあります。

ということで、スコトン岬は「最北限の地」としてアピールしていますが、それぞれの周囲の雰囲気を踏まえるとスコトン岬の方が「さいはてに来た!」と強く感じられますね。
 

礼文島で見られる珍しい花々。特にレブンアツモリソウは必見! 

礼文島の珍しい花々

礼文島の珍しい花々。レブンアツモリソウは群生地にて、レブンウスユキソウ以外は澄海岬にて
※レブンウスユキソウのみ利尻島・オタトマリ沼近くで撮影 (2003年6月17日、2023年6月16日撮影)

「花の浮島」礼文島で見られる珍しい花々は、利尻島と同じくチシマフウロ、ミヤマオダマキ、オオハナウド、エゾカンゾウなど多岐にわたります。
レブンアツモリソウ

不思議な形の花、レブンアツモリソウ。礼文島だけで見られる(2023年6月16日撮影)

特に礼文島でしか見ることができない固有種があり、その中の一つがレブンアツモリソウです。ランの一種でアツモリソウという花の変種。乱獲などで数が激減して絶滅のおそれがあることから特定国内野生動植物種に指定され、礼文島北部の群生地(Googleマップ)で手厚く保護を受けています。
レブンアツモリソウ群生地

開花時期だけ一般公開されるレブンアツモリソウ群生地(2023年6月16日撮影)

群生地はレブンアツモリソウが薄い黄色の花を咲かせる5月下旬から6月下旬のみ一般公開され、観光客でも花が咲く姿を見ることができます。不思議な形の花が印象に残りますね。

レブンアツモリソウ以外の花は、先に紹介した澄海岬やスコトン岬、桃台猫台などで出会うことができます。その年の気候によって花の開花時期は大きく左右されますので、花が咲いている時に島へ渡れた時はゆっくりと時間を取るプランとすることをおすすめします。
 

利尻・礼文に来たら、絶対食べたい「生うに」!

生うにいくら丼

利尻島・鴛泊港近くの食堂で頂いたムラサキウニの生うにいくら丼(2023年6月撮影)

利尻・礼文まで来たら、やはり生うには食べてみたいもの。島内の食堂であれば、食べられる所は多いようです。

季節ものなので時価での提供になるお店もありますが、本州などの内地で食べるうにとは全く食感が違いますので、利尻・礼文を訪れたら、ぜひ食べてみて下さい。
うに採り体験

うにの殻を自分でむいて、生うにを頂けるうに採り体験ができる観光スポットも(2023年6月撮影)

また島内ではウニを採って殻をむき、その場で食べる体験ができる観光スポットもあります。産地だからこそできる体験ですので、興味がある方はぜひチャレンジしてみてください。
 

利尻、礼文へのアクセス

■稚内から利尻島、礼文島へ渡るハートランドフェリー
ハートランドフェリー

利尻・礼文へは、稚内からハートランドフェリーが就航(2023年6月撮影)

魅力たっぷりの利尻、礼文へのアクセスですが、稚内港からハートランドフェリーに乗船する方法が一般的です。
稚内港フェリーターミナル

稚内港フェリーターミナル(2023年6月撮影)

夏季は稚内から利尻島・鴛泊へ1日3便、礼文島・香深へ1日3便運航。利尻島-礼文島間の区間運行便も1日3便運航があります。

早朝出発という条件でフェリーと利尻島及び礼文島の定期観光バスを乗り継ぐと、あわただしい工程にはなりますが、稚内から日帰りで利尻島と礼文島の両方を見回ることも可能です。

■飛行機で利尻島へ
札幌・丘珠空港から利尻島・利尻空港への日本航空(北海道エアシステム)の直行便が毎日1~2便運航。また6月から9月限定で、新千歳空港から利尻島・利尻空港までの全日空の直行便が1往復運航されます。利尻空港から鴛泊までバスで約15分かかります。

■稚内へのアクセス
<飛行機>
稚内空港

稚内空港(2023年6月撮影)

稚内空港へ、全日空の直行便が羽田空港から2往復、新千歳空港から2往復運航しています。稚内空港から稚内市内行き空港連絡バスに乗ると、フェリーターミナルへ直行することができます。

<鉄道>
特急「宗谷」

札幌と稚内を結ぶJR北海道 特急「宗谷」(2023年6月撮影)

稚内駅へ、札幌からJR北海道 特急「宗谷」が1往復、旭川から特急「サロベツ」が2往復運行しています。札幌から約5時間10分、稚内から約3時間40分。
稚内駅

日本最北端の駅、稚内駅(2023年6月撮影)

稚内駅からフェリーターミナルまでは徒歩約15分です。

<高速バス>
都市間高速バス「わっかない号」

札幌と稚内を結ぶ都市間高速バス「わっかない号」(2023年6月撮影)

札幌と稚内を結ぶ都市間高速バス「わっかない号」(宗谷バス・北都交通の共同運行)が昼行便5往復、夜行便1往復運行。札幌から約5時間50分。一部の便はフェリーターミナル発着となります。

■利尻島内・礼文島内の交通手段
宗谷バス/礼文島 定期観光バス

宗谷バス/礼文島 定期観光バス(2023年6月撮影)

島内の移動手段として、利尻、礼文共に宗谷バスが路線バスを運行しています。

ただし利尻島では島を一周する路線が1日5本の運行、礼文島では香深港からスコトン、元地、桃岩展望台、知床方面への各路線があるものの、それぞれ1日3~6本の運行と観光に利用するには使いづらいです。
宗谷バス/利尻島 定期観光バス

宗谷バス/利尻島 定期観光バス(2023年6月撮影)

利尻島・礼文島を初めて訪れる時は、夏季期間中1日2本運行される定期観光バスを使って観光スポットを効率的に回ってみることをおすすめします。また島内にはレンタカーの営業所もありますので、レンタカーを借りることも可能です。


思い立って行くには、かなり遠い利尻、礼文ではありますが、島ならではの手つかずの自然があちこち残っているとても貴重な場所です。これから短い夏の季節を迎える利尻、礼文へぜひ出かけてみてください。
【関連サイト】
「夏の名所」に「名所・旧跡」ガイドで夏の名所・旧跡を紹介した記事の一覧をまとめてあります。
「北海道の名所・旧跡」に「名所・旧跡」ガイドで北海道の名所・旧跡を紹介した記事の一覧をまとめてあります。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます