ネモフィラが咲き誇る、春の国営ひたち海浜公園

梅が有名な偕楽園で知られる水戸の近くにある国営ひたち海浜公園では、5月を中心に美しい青色の花、ネモフィラが丘一面を埋め尽くす……という他では見ることのない風景を楽しむことができます。

今回は、東京から公共交通機関で2時間もかからない場所にあり、日帰りでのお散歩にはぴったりの国営ひたち海浜公園をご紹介します。

丘一面を青い花が埋め尽くします!

国営ひたち海浜公園のネモフィラ(1)

国営ひたち海浜公園のみはらしの丘は、5月を中心にネモフィラの花で埋め尽くされます(2010年5月3日撮影)

国営ひたち海浜公園Yahoo! 地図情報)は、旧日本陸軍・水戸飛行場、第二次世界大戦後のアメリカ空軍・水戸対地射爆撃場だった場所をアメリカ軍からの返還後、国営の公園として整備した所です。1991年(平成3年)にオープンし、少しずつ拡張を重ねて現在では約200ヘクタールにも及ぶ広大な公園となりました。
国営ひたち海浜公園のシーサイドトレイン

ネモフィラが咲くみはらしの丘付近を走る園内の移動手段、シーサイドトレイン(2014年5月2日撮影)

公園内は、7つのエリア(西口エリア、草原エリア、みはらしエリア、プレジャーガーデンエリア、樹林エリア、砂丘エリア、南口エリア)に分かれており、広い園内をまわるためにレンタサイクルや公園内を一周するシーサイドトレインなどが用意されています。各エリアにあわせたたくさんの種類の花が植えられており、春夏秋冬を通じて、その季節折々の花を見ながらの散策が楽しめます。
国営ひたち海浜公園のネモフィラ(2)

ネモフィラの花。瑠璃唐草、ベイビーブルーアイズなどの別名がある美しい花です(2010年5月3日撮影)

5月を中心に国営ひたち海浜公園で楽しめる花は、最初にも紹介したネモフィラという北アメリカ原産の花。ギリシャ語で「小森」を意味するnemosと「愛する」を意味するphileoの2つの言葉を組み合わせてできた名前とのこと。

薄い青色の花は可愛らしく、ベイビーブルーアイズ(赤ちゃんの青い瞳)や瑠璃唐草(るりからくさ)という別名も持っています。国営ひたち海浜公園のネモフィラはインシグニス・ブルーという品種が中心です(ネオフィラ、と名前を間違われることもありますが、正しくはネモフィラです)。

空の青、海の青と溶け込む青一色の丘!

国営ひたち海浜公園のネモフィラ(3)

ネモフィラの青い花で埋め尽くされたみはらしの丘(2014年5月2日撮影)

国営ひたち海浜公園では、みはらしエリアにあるみはらしの丘に約450万本ものネモフィラが植えられています。

みはらしの丘は、ひたちなか市で一番標高が高く、太平洋を一望することができる素敵な場所。丘一面を埋め尽くすネモフィラが開花した時は、丘全体が薄い青色に染まります。
国営ひたち海浜公園のネモフィラ(4)

見晴らしの丘のネモフィラと、太平洋の青、そして空の青。まさに青に染まる絶景です!(2014年5月2日撮影)

晴れている日の空の青、場所によっては太平洋の海の青ともあわさって、それぞれ趣の違う青色に染まる世界が広がります。

国営ひたち海浜公園では、 ネモフィラの花が見頃となる時期に毎年「ネモフィラ・ハーモニー」というイベントを開催し、観光客を誘致しています。ネモフィラの見頃は例年5月上旬ですが、その年の気候によって早くなったり、遅くなったりします
国営ひたち海浜公園のネモフィラ(5)

青いネモフィラの花畑と青空。青色だけの世界が広がります(2014年5月2日撮影)

なおネモフィラは一年草の花なので花が終わるとすべて刈り取ってしまい、みはらしの丘には、コスモスとコキア(ほうき草)が植えられます。秋にはこのみはらしの丘がコスモスとコキアの花で真っ赤に染まります。この風景も絶景ですよ。

ネモフィラの他にもたくさんの花が楽しめます

国営ひたち海浜公園でネモフィラと一緒に見ることができる花たち

ネモフィラと一緒に見ることができる花たち。
左上:藤,右上:クリスマスローズ,左下:ウコン桜,右下:菜の花(2014年5月2日撮影)

国営ひたち海浜公園では、ネモフィラが見頃を迎える時期に他の花の風景も楽しむことができます。
国営ひたち海浜公園のチューリップ

国営ひたち海浜公園で楽しめるチューリップ。カラフルな模様が目にも鮮やかです(2010年5月3日撮影)

その年の気候にも左右されますが、藤やクリスマスローズ、遅咲きのウコン桜、菜の花やチューリップなどが見られます。訪れた時にそれぞれの花の開花状況を確認して見に行ってみると良いですね。


美しい青一色に染まる丘の風景が楽しめる国営ひたち海浜公園をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?首都圏からの交通事情も良い国営ひたち海浜公園のネモフィラをぜひ見に出かけてみて下さい。

国営ひたち海浜公園へのアプローチ

常磐線 特急 ひたち

国営ひたち海浜公園へのアクセスに便利な常磐線 特急 ひたち。
上野・東京・品川から出発しています。

地図:Yahoo! 地図情報
アクセス:
<鉄道>
JR東日本 常磐線 勝田駅下車。茨城交通バス 海浜公園行きに乗車し、海浜公園西口または海浜公園南口下車。
または勝田駅よりひたちなか海浜鉄道 湊線に乗車し、終点 阿字ヶ浦駅で下車。ネモフィラ・ハーモニー開催期間中のみ運行する無料シャトルバスでひたち海浜公園の海浜口まで行くことができます。

《便利なきっぷ》
茨城交通が発売する「勝田駅~海浜公園1日フリーきっぷ」は、勝田駅から海浜公園までの路線バスのフリー乗車とひたち海浜公園の入場券がセットになったきっぷ。
バス往復分とひたち海浜公園の入場券を個別に支払うより10円安いだけですが、ひたち海浜公園では入場券購入の列に並ばずにすぐに入場できます。

<高速バス>
東京駅から勝田、東海方面を結ぶ茨城交通の高速バスのうち1往復が、期間限定(3月16日~11月30日)で海浜公園西口バス停に停車します。

<車>
常磐自動車道 友部ジャンクションから北関東自動車道を大洗方面へ。水戸南インターチェンジから東水戸道路、常陸那珂有料道路を経て、ひたち海浜公園インターチェンジを出ます。西駐車場、南駐車場、海浜口駐車場があり、混雑時は臨時駐車場も設けられます。

【関連記事】
【関連サイト】
「春の名所」に、「名所・旧跡」ガイドで春の風景が楽しめる名所・旧跡を紹介した記事の一覧をまとめてあります。
「関東の名所」に、「名所・旧跡」ガイドで関東地方の名所・旧跡を紹介した記事の一覧をまとめてあります。