嗚呼!感動!タイガースラーメン開発秘話!
三好オーナー夫妻です。とても気さくな方で、色々とインタビューにお答えしていただきました。 |
ガイド:
さて、唐突なのですが「三好」の創業はどれぐらいになりますか?
三好オーナー:
30年以上になりますね。じつは店を何度か移転していて、この店は3度目の移転で。ただ前の店舗もその前の店舗も老松界隈でした。
じつはタイガースラーメンのほかに「タイガース定食」(850円)なんてメニューもあります。こちらは「ヒレカツ(勝つ)定食」で、もちろん阪神必勝祈願の定食です! |
なるほど。地域密着型のごく普通の中華料理屋さんだったということですね。では、そんなお店がなぜタイガースラーメンを?
三好オーナー:
まぁ、阪神ファンやからね(笑) でも、一時期の阪神はほんとに弱かったでしょ?
ガイド:
暗黒時代でした。
三好店内にあったテレビです。シーズン中はもちろん阪神タイガースの中継を流します。甲子園のチケットが取れなかった場合などはぜひ三好で応援を! |
あんまりにも負けるんで、どうにか「気合を入れてやろう!」と思ってね。ラーメンがピリカラなのはその「気合」を現しているんですわ。
ガイド:
なるほど!そんな意味合いが込められていたんですね!
三好オーナー:
あとラーメン鉢を「甲子園球場」に見立ててね。周りに「青ネギ」がいっぱい乗ってたでしょ?あれはじつは「甲子園球場の青い芝生」なんです。
ガイド:
ああ!それで、あんなに青ネギが!……要するに、タイガースラーメンがピリカラで、青ネギがたくさん入っていたのも、じつは全て深いメッセージが込められていたというわけですね。
三好オーナー:
そうです。おかげさまで雑誌やテレビなどにも取り上げていただいて、いまでは沖縄や東京、横浜など日本全国の阪神ファンの方が来店してくれます。
三好の内装から。1985年の日本一に輝いたときのポスターや、2005年のリーグ優勝の新聞など。2008年の阪神もこんな胴上げポスターが見られるようにタイガースラーメンを食べて甲子園に応援しに行きましょう! |
そういう由来を聞くと、阪神ファンならぜひ一度は食べたくなるラーメンだと思います。いろいろと納得させられました。本日はお忙しいところ、本当にありがとうございました。
……というわけで、タイガースラーメンはじつは阪神タイガースに対する「叱咤激励!」「応援」の意味合いが込められているラーメンということが判明しました。奇を衒ったわけでも、面白半分にやったわけでもなくて、マジメに、かつ真摯な「タイガース愛」に突き動かされて完成したメニューだったというわけです。だからでこそ、日本全国の数多くの阪神ファンに愛され続けているのでしょう。
タイガースラーメンには涙なしには食べられない感動のドラマが詰まっています。「まだ食べたことがない」という日本全国の阪神ファンの皆さん。大阪に来たら、ぜひ一度はご来店してみてください!
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■チャイニーズレストラン三好