大阪天満宮に参拝したなら「菅家廊下」は必見。
学問の神様・菅原道真公のドラマチックな生涯に涙!

 
こちらが「菅家廊下」の全景です。歴史的には「菅家廊下」というのは「菅原家が主宰していた私学校」(道真公も先生、教師として後代の学者を育てました)のことなのですが、大阪天満宮では、このトンネルの廊下のことを言います。

道真公に勉学を教え込んでいるのは父・菅原是善。是善も名だたる学者として知られ、何よりも「天神・道真公の父」として敬われて全国各地の天満宮にも祀られています。
これは「幼少の菅公」。「わずか5歳にして和歌を詠み、11歳にして漢詩を詠んだ」という早熟の天才の道真公ですが、やはり裏ではこうして日夜欠かさず勉学に励んでおられたようです。

若き日の松平健(マツケン)のような凛凛しいお姿にもうっとりです。
こちらは「弓術の場」。道真公のすごさは学問の分野だけではありません。弓道の大会があると、なんとそこでは百発百中。まさに文武両道に秀でたお方であったそうです。

渾身の形相で迫力満点です。
これは道真公が讃岐(香川県)の国司として赴任していた頃に、日照りに悩む民衆のために雨乞いをして見事に雨を降らしたという伝説に基づくものです。死後、天神(雷神)として祀られる道真公ですが、実は生前より天候を左右するほどの神通力を持っていたというわけです。

画面右が道真公で白馬に乗っているのが宇多天皇。世界遺産の仁和寺を創建したり、御室流華道の祖であったりと、非常に風流典雅を愛した天皇としても知られています。
こちらは「手向山八幡宮参拝」のジオラマ。宇多天皇のお供として手向山(奈良県)を訪れたさいに「このたびは 幣もとりあへず 手向山 紅葉の錦 神のまにまに」という百人一首にも選ばれている有名な歌を詠んだシーンです。こうしたエピソードによって道真公は宇多天皇に認められて出世街道を登り、ついには右大臣という地位にまで到達します。菅原家は元来、学者の一族であったので、まさしく異例の大出世でした。

茫然自失で目がうつろな道真公。「梅の花をとって」と無邪気にはしゃぐ娘がより一層、哀れさを誘います。妻の憂いを帯びた表情にも注目です。
ところが道真公の優れた才能と出世を嫉妬した藤原家の謀略によって、道真公はあらぬ謀反の疑いをかけられて大宰府へと左遷させられて、その地で失意のままに没します。

ドラマチックな菅原道真公の物語の最後は天神祭のシーン。巫女による華やかな神楽によって、道真公を偲んでいます。
しかし不幸な晩年を哀れんだ後代の人々によって道真公は天神さま、学問の神様として祀られることになり、いまでは日本全国各地で天神信仰や天神祭などによって遺徳を偲ばれています。

……というわけで道真公の生涯をかいつまんでご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。「菅家廊下」ではこの他にも「道明寺の別れ」や「配所の月」といった有名な道真公のエピソードの数々が、人間国宝の故・小島与一氏の手による約50体ほどの精巧な博多人形によって見事に再現されています。

「梅見シーズン」のあとは「受験シーズン」ということで大阪天満宮を訪れる方も多いのですが、そのさいはぜひとも「菅家廊下」をご参拝してください。霊験あらたかな学問の神様・菅原道真公のことをより深く勉強して敬えば、きっとお子さんの受験にも良いご利益を頂けることでしょう。

1p 「てんま天神梅まつり」を楽しむ
2p 「菅家廊下」を楽しむ

■大阪天満宮 てんま天神梅まつり■
○開催日時:2007年2月10日(土)~3月11日(日) 
開門時間9時~17時
※夜間拝観(20時まで延長)
2月22日、23日、3月1日、2日、8日、9日
○開催場所:大阪府大阪市北区天神橋2-1-8 大阪天満宮
○アクセス:JR東西線「大阪天満宮駅」3号出口から南へ徒歩5分
○料金:境内拝観無料
大盆梅展(拝観料・大人500円、小人300円)
○問合せ先:06-6353-0025(大阪天満宮)
○地図:Yahoo!地図情報
○HP:大阪天満宮

※イベント内容につきましては天候、その他の諸事情等で変更になる場合がございますので、あらかじめご了承ください。

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