世界遺産「エルベ渓谷」
レジデンツ城の塔の上からエルベ川を眺める |
エルベ川沿いの「ブリュールのテラス」はのんびりと歩くのが気持ちいい |
エルベ川の対岸からは、たくさんの塔が浮かび上がって見える |
※ただし、このエルベ渓谷は2006年より「危機遺産リスト」に登録されています。エルベ川に建設が計画されている新しい橋が景観を損なう、というのが理由。建設が実行されれば、6月に行われる世界遺産委員会において世界遺産リストから抹消される可能性も。ドレスデンでは、橋の建設反対派と賛成派の激しい議論が起こっています。
- 参照「世界遺産を救え! 危機遺産リスト2006」(All About世界遺産)
戦争、共産主義の面影を残すドレスデン
ドレスデンの町では、突然旧東ドイツ時代の無機質な建物が現れたりする |
ツヴィンガー宮殿やゼンパーオペラを一生懸命再建しながら、一方ではこのような四角い箱を建てまくっていた旧東ドイツって一体何だったんだろう?と思わずにはいられません。素敵な雰囲気の町並みを歩いていて突然旧東ドイツの建物が現れると、せっかくの景観が台無しで何て残念なんだろう……と思いますが、東側の歴史を実感できる場面でもあります。
またトラムで町を走っていると、建物と建物の間が突然空き地になっている場所が多いことに気づきます。戦争で町のほとんどが焼かれてしまい、旧東ドイツ時代に復興しきれなかった部分が多くあるのだと思います。
バロック時代の栄光と、戦争の傷跡、そして共産主義の面影が一度に感じられるドレスデン。ドイツという国をより深く知ることのできる場所ではないでしょうか。ぜひ一度じっくりと旅をしてみてください。宮殿やオペラなどのスポットは、今後個別にご紹介していく予定です。どうぞお楽しみに!
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