ドイツ絵画
デューラー『自画像』(1500年) |
その他、クラーナッハ(父)(Cranach d. Ä)やホルバイン(父)(Holbein d. Ä)、グリューネヴァルトGrünewaldなどの作品を展示。
初期フランドル絵画
15世紀中ごろ~16世紀前半のフランドル(ネーデルラント)絵画が展示されています。ボウツ(Bouts)、メムリンク(Memling)などの作品。イタリア絵画
ラファエロ『テンピの聖母』(1507年) |
Lippi)の『受胎告知』など。
イタリア・ルネサンスの部屋の隣は、16世紀のヴェネツィア派絵画の部屋。ティツィアーノ(Tiziano)、ティントレット(Tintoretto)、ロット(Lotto)などの作品が見られます。なお、17~18世紀のイタリア絵画は別の場所(フランス絵画の隣)に展示。グアルディ(Guardi)、ティエポロ(Tiepolo)他。
フランドル絵画
ルーベンス『カバとクロコダイル狩り』(1615/16年) |
またこの小部屋にはブラウエル(Brouwer)の作品も多くあります。農民の暮らしぶりがユーモアたっぷりに描かれていて、見ていてとても楽しいですよ。
ヤン・ブリューゲル『説教するキリストのいる港』(1598年) |
オランダ絵画
レンブラント『十字架降下』(1633年) |
フランス絵画
ヴィッテルスバッハ家はフランスとの深いつながりがあったにも関わらず、フランス絵画の収集はあまり積極的にされませんでした。そのため、ここで展示されているフランス絵画はあまり多くありませんが、プッサン(Poussin)、ロラン(Lorrain)、ブーシェ(Boucher)など17~18世紀の作品を見ることができます。スペイン絵画
ムリーリョ『メロンとぶどうを食べる子供たち』(1645/46年) |
エレガントなカフェで一休み
美術館内にあるエレガントな雰囲気のカフェ |
アルテ・ピナコテークには多数の作品が展示されていますが、国・時代別にきちんと分かれているので、とても見やすいと思います。ただ一つ一つじっくり見ていると、かなり時間がかかります。あまり時間に余裕のない場合は事前に見たいものを絞っておいて、お目当ての部屋から回っていくのがいいでしょう。
またピナコテークは全て、日曜日は入館料が1ユーロと格安。その分混みますが、出費を抑えたい人にはうれしいですね。芸術の町ミュンヘンで、ヴィッテルスバッハ家の集めてきたヨーロッパの名画の数々をじっくりと堪能してみてください!
【DATA】
アルテ・ピナコテーク Alte Pinakothek
住所:Barer Straße 27, 80799 München
Tel.:+49-89-23805 216
アクセス:トラム27番「Pinakotheken」下車、または地下鉄U2「Theresienstraße」下車
開館時間:火曜 10:00 – 20:00 水~日曜 10:00 – 18:00
休館日:月曜、カーニバルの火曜日(毎年変動)、5/1、12/24・25・31
入館料:一般 5.50ユーロ/学生・シニア 4ユーロ/18歳以下 無料
日曜は1ユーロ
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