ドイツ/ドイツ関連情報

2006年総決算!ドイツの1年間を振り返る(2ページ目)

ドイツの2006年は、サッカーW杯に燃えた年でした。ここではその他、気象のこと、事故や事件、話題に上った出来事などをまとめてあります。ドイツの素顔を知っていると、旅をするのもさらに興味深くなるはずです!

執筆者:カルカ 麻美

雪が降り、クマが出た5月

冬のように寒い5月。一部の地域では雪まで降りました。

・W杯開幕を前に、ベルリンの新しい中央駅が完成。ベルリンには今まで長距離電車が停車する主要駅が西と東にそれぞれあったのですが、この中央駅ができたことにより移動がスムーズにできるようになりました。

・ドイツ南部で170年ぶりに野生の熊が出没。「Bruno(ブルーノ)」という愛称がつけられたこの熊は、羊などの家畜を襲い、被害が続出していました。テレビでも毎日のようにブルーノの行方を報じるニュースが。国をあげての捕獲作戦(?)が何度も試みられましたが毎回失敗。人間への危害を及ぼす可能性もあるとして、出没してから3週間後、射殺されてしまいました。

W杯一色の6月

W杯
W杯のときは、ドイツ国旗を持つのが流行りでした
・ついにサッカーW杯開幕! 開幕前はそこまで盛り上がっていなかったドイツ国民のハートに一気に火がつき、国中が常にお祭り騒ぎという状態に。夢のような1ヶ月間でした。天気も絶好調で期間中ずっと快晴。国民が一丸となってドイツ代表を応援し、町中がドイツ国旗で埋め尽くされました。普段はどこかちょっと冷めた感じのあるドイツでは、これは非常に珍しい現象でした。ドイツチームは準決勝で敗退したものの3位になり、みんな満足してのハッピーエンド。当時の盛り上がりやデータは、ガイド記事「データで振り返るW杯」で詳しく書いてるので、よろしければそちらもどうぞ。

記録的な猛暑の7月

ドイツ
とにかく暑い毎日で、ビアガーデンはいつも多くの人で賑わっていました
・W杯が終わり、ドイツ代表のクリンスマン監督が辞めることに。国中が続投を望んでいたため、これはショッキングなニュースでした。

・6月からずっと続いていた暑さは最高潮に達し、30度を越える猛暑の日々。雨が全くと言っていいほど降らず、木々もダメージを受け、水不足が心配されました。

ギュンター・グラスが過去を告白した8月

・ノーベル賞作家のギュンター・グラスが、第2次世界大戦時、ナチスの武装親衛隊に所属していたことを告白。ドイツでは、グラスが何十年にもわたり事実を隠し続けてきたことに対する衝撃が走りました。

次のページは9~12月です。ドイツ人であるローマ法王の「里帰り」が、この間一番のニュースでした。
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