ドイツ/ドイツのグルメ・ビール・レストラン

「素朴で優しい味」が魅力のドイツのケーキ(2ページ目)

ボリュームたっぷり、優しい甘さが特徴のドイツのケーキ。町を歩き疲れたら、カフェに入ってぜひ美味しいドイツのケーキを味わってみて!ここでは、ケーキの種類と注文の仕方をご紹介します。

執筆者:カルカ 麻美

ケーキの注文の仕方

ドイツのケーキ
ケーキを注文すると、小さなチケットを渡される
自家製のケーキを出すKonditorei(コンディトライ=ケーキ屋さん)では、カフェを併設しているところが多く、美味しい手作りケーキをその場でいただくことができます。もちろん普通のカフェにもたくさんの種類のケーキが。

コンディトライや、ケーキの種類が多いカフェでは、たいていケーキが並んでいるショーケースのところで直接注文します。食べたいケーキを指差して告げると、番号を書いた小さなチケットをくれるので、それを持って席に戻りましょう。そして、飲み物の注文を取りに来たお店の方にそのチケットを渡します。すると、飲み物とケーキが一緒に運ばれてくる、という流れ。

中にはチケットのシステムはなく、席で直接ケーキを注文するカフェもあります。この場合は、事前にショーケースでケーキを見て食べたいものを決めておくか、お店の方にどんなケーキがあるのか尋ねましょう。また、メニューにケーキの種類が載っていることもあります。

ケーキに添える生クリームは甘くない!

ドイツのケーキ
あっさりとしたフルーツのケーキには生クリームがよく合う ※写真はクリックで拡大します
ケーキには、お好みで生クリームを添えてもらうことも可能(別料金)。注文時に「Mit Sahne(ミット ザーネ=生クリームつきで)」というと、ケーキのお皿に生クリームがたっぷりと盛られて出てきます。こんなにたくさん食べられない!と思うかもしれませんが、これまた甘くないので意外にペロッといけてしまいます。

日本人にとっては生クリーム=とても甘いものですが、ドイツの生クリームはかなり甘さ控えめ。特にこの添えるためのものは、砂糖がほんの少ししか入っていないため、クリームだけでも食べられるほどです。フルーツ系のケーキや、パウンドケーキのようなシンプルなケーキに生クリームをたっぷりつけて食べるのが、とっても美味しい! 甘くない生クリームは、ケーキの甘さを和らげる役目もあるんですよ。



ドイツでは、甘いものは女性がすきなもの、といった感覚は全くありません。女性だけでなく、若い男性も男の子もおじいちゃんも、みんなケーキが大好き。大きなケーキを食べながら、午後のひと時を過ごしたい人がたくさんいるので、その時間帯はどこのカフェも混んでいます。席を取るのが難しいことも多いかもしれませんが、ドイツに来たら、ぜひ優しい美味しさのあるケーキを食べてみてくださいね。

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