ドイツ/ドイツ基本情報

ドイツの「寒い夏」に要注意!(2ページ目)

8月に入ってから「暑い」と言える日がほとんどなく、秋物の上着が手放せないドイツ。そんな時は「夏」という概念を捨てて、大げさなくらい暖かい服装を用意することが大事です!

執筆者:カルカ 麻美


だまされたと思って暖かい服装を用意して!

8月のドイツ
夏の真っ只中でも、秋物の上着が必要なほど涼しい(寒い)こともあります。8月12日撮影
ドイツの夏は一応6~8月ですが、前のページで述べたようにその年によって状況が全く違ってくるので、服装の準備がなかなか難しいところです。そこで出発前に、エキサイトの天気ページ「ドイツの都市の天気予報」などで、ドイツの最新の天気予報をチェックすることをおすすめします。

ここで例えば20℃そこそこの数字が並んでいたら、大げさなくらい暖かい服装を用意してください。日本では暑い夏の真っ只中ですから、数字を見て頭では涼しいと分かっていても、セーターを手に取るのはなかなか難しいことだと思います。でもここはだまされたと思って、カーディガンや厚手の上着(秋物)を持っていくようにしてください。20℃前後でペラペラの上着では寒いので、秋物が必要です!

30℃前後の数字が並んでいる場合は、滞在中ずっと暑い可能性が高いので、秋の服装を用意する必要はありませんが、それでもセーターかカーディガンを1枚は必ず持ちましょう。昼間は暑くても朝晩は驚くほど冷え込むことが多いからです。夜でも半袖で歩ける日はドイツでは数えるほどしかない、と言っても過言ではありません。

予報に反して天気が急変したときは、現地で服を調達

H&M
安い服がいっぱいのファッション店「H&M」
ドイツの天気は先が読めないので、天気予報をチェックして旅の準備をしても、現地に行ってみたら予報に反して寒い、または暑い、ということも大いにあります。気候に合わない服装をしていて体調を崩してしまっては旅が台無しですから、その場合には現地で服を調達しましょう。

H&M(ハー・ウント・エム)」や「C&A(ツェー・ウント・アー)」は、世界(ヨーロッパ)各国でチェーン展開をしている低価格のファッション店。たとえ旅行中のためだけに買うとしても勿体なくない値段設定です。寒さが限界のとき、また秋なのに夏のように暑いというとき、その時々の気候に応じた服を手軽に買うことができます。「H&M」は若者(10代~20代)向けの物と子供服が中心、「C&A」は世代を問わないスタイルです。どちらもある程度の規模の町ならどこにでもあるので、旅行者にも利用しやすいでしょう。

ガイドも旅行中に予想外の寒さに参ってしまい、H&Mに駆け込んでスカーフを購入したことがあります。時間的に余裕がなくじっくり選んでいる状況ではなかったので、6ユーロ(約880円)くらいのものをさっと手に取り買いました。ドイツの空気は乾燥しているので、喉をやられてしまうことが多く、こちらの人は少しでも寒くなるとすぐに首回りを暖かくして喉を保護します。スカーフはかさばらないので、旅行に一枚持っていくと便利かもしれませんね。



実は、この記事を準備している間も「寒いなぁ」と思いながら、ここ2週間の秋のような日々を振り返っていたのですが、記事が完成した頃には急に太陽が顔を出し、暖かくなってきました。これから数日間また夏のように暑くなるそうです……。

この記事にとってはちょっとタイミングが悪いのですが(笑)、これがまさにドイツの天気。どう変化するか、先が全く読めないのです。急激に気候が変化したときは、「夏」や「秋」などの既存の季節概念にあまりとらわれず、そのときの状況に応じて大胆に服装を調節してくださいね。

【関連記事】
  • いつの季節に行くのがいい? 用意すべき服装は?


  • 【関連リンク】
  • 基本情報(気候/時差/通貨)

  • ドイツの都市の天気予報(エキサイト)
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    ※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
    ※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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