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バイエルン伝統のビアガーデンに行こう!(2ページ目)

南ドイツ・バイエルン州は、ドイツの中でも特にビール文化が盛んな地域。今回は、バイエルンならではのビアガーデンをご紹介します。「ビアガーデン条例」なんてのもあるんですよ!

執筆者:カルカ 麻美


ビアガーデンはセルフサービス

ビアガーデン
ビアガーデンは、食べたいものを自分でトレーに取っていくセルフサービス式
基本的にバイエルンのビアガーデンは、セルフサービス。大抵食べ物と飲み物のコーナーは分かれていて、食べ物のところではトレーを持って、好きなものを取りながら進んでいきます。肉料理などは、カウンターで欲しいものを頼んでお皿に盛ってもらい受け取ります。飲み物のコーナーでも同じく希望のものを頼みグラスについでもらいます。欲しいものがすべて揃ったら、トレーを持ってレジへ。会計を済ませたら席を見つけに行きましょう。

ビアガーデン
レジで会計を済ませたら、席を見つけに行こう
飲み物は1リットルジョッキのビール、ハーフサイズ、白ビールなどの他、ラードラーというビールとレモネードが半々の甘くて暑い夏にはぴったりの飲み物や、もちろんジュースなどもあります。お料理は、定番のローストチキン、フライドポテト、サラダ、サンドイッチなど、ボリュームたっぷりのものから軽食まで。ビールのおつまみに欠かせないブレッツェル(塩味のきいたパン)ももちろんありますよ。

ただ、あくまでもビアガーデンなので、レストランなどと比べると味のレベルはどうしても下がる傾向が。前もってパンやチーズ、そのまま食べられる薄切りソーセージなどを買って行くのもオススメです。旅行中、いろいろなパンやチーズを買って食べてみたいと思っても、食事をするのはレストランなので、買ったものを食べる機会ってなかなかないですよね。そんなときにビアガーデンはうってつけの場所。緑の中でおいしいビールを飲みながら、いろんなものを試すことができます。

コミュニケーションの場でもあるビアガーデン

ビアガーデン
ビアガーデンは様々な人が集まり、楽しいひと時を過ごす憩いの場所
「ビアガーデン条例」にも記されているように、ビアガーデンにはいろいろな人が集まり、交流をする場、という役割があります。簡単な長テーブルと長椅子がズラーッと並べられているだけなので、相席になるのは当然。「ここ空いてますか?」と一言声をかけるところから始まって、隣の人と乾杯をし合ったり、ちょっとした会話を交わすなんていう場面もよくあります。

また、昼間は家族連れも多く、ビールを飲むというよりピクニックをしに来ているという感じの人たちもいます。もちろん日本人にとって最もびっくりする光景は、昼間からビールジョッキを片手にワイワイやっている人たちの様子なのですが、どこへ行っても世代を問わず、とにかく楽しんでいる人たちに出会えます。

天気が良い日には、ぜひぜひビアガーデンに足を運んでみてください! ドイツ人がいかにビールと自然を愛しているか、肌で感じることができると思います。

ちなみにここでご紹介したのは、「バイエルン伝統のビアガーデン」です。ドイツでは、レストランやカフェ併設のオープンスペースも「ビアガーデン」と称されていたりしますが、その場合は普通に席で注文をし、食べ物の持ち込みは禁止です。

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  • ミュンヘンの緑の中にあるビアガーデン


  • 【関連リンク】
  • ドイツで食べる・飲む
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