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バイエルン伝統のビアガーデンに行こう!

南ドイツ・バイエルン州は、ドイツの中でも特にビール文化が盛んな地域。今回は、バイエルンならではのビアガーデンをご紹介します。「ビアガーデン条例」なんてのもあるんですよ!

執筆者:カルカ 麻美

南ドイツのバイエルン州は、ドイツの中でも特にビールをよく飲む地域。ビアグラスの標準サイズは0.5リットル、ビアホールやビアガーデンでは1リットルのジョッキで飲んでいる人もたくさんいます。そんなバイエルンには、昔から市民の憩いの場であるビアガーデンがたくさんありました。今回は、みなさんを本場のビアガーデンにご案内します!

バイエルン州の定める「ビアガーデン条例」

ビアガーデン
緑いっぱいの中で味わうビールの味は格別!
さすがビールの国、さすが法律の国。ドイツのバイエルン州には、「ビアガーデンのあり方」をきちんと定めたビアガーデン条例があります。1999年5月に施行されたこの条例の背景には、ビアガーデン革命と呼ばれる出来事がありました。

ミュンヘンのある老舗ビアガーデン周辺の住民が訴えた騒音に対する苦情により、一旦ビアガーデンの営業が21:30までに規制されたことを受けて、2万5千人の地元市民がデモを行い、「バイエルンのビアガーデンの伝統を守るべきだ」と抗議したのです。これによりバイエルン州は「ビアガーデン条例」を発効。「バンド演奏は22:00まで」、「ラストオーダーは22:30」、「23:00には家路に着く人々の流れも落ち着き、静かな状態になっていること」などの、騒音に関する規則の他、「ビアガーデンの定義」もきちんと盛り込まれています。

定義の二つのポイントは、
  • 緑に囲まれた「庭」のような雰囲気であること

  • 食べ物の持ち込みが許可されていること


  • 1点目については、「大きな木々が茂り、木陰に座ることができるビアガーデンが理想的。住宅が密集する地域に住む人々にとっては庭の代わりとなり、緑の中で過ごせる場所を提供できる」、と説明されています。

    2点目の食べ物の持ち込みに関しては、「ビアガーデンは社会の様々な階層の人々が共に集うことのできる大切な場。食べ物の持ち込みを許可することにより、収入の少ない人もお金をかけず、気軽に足を運ぶことができるようになる」、との理由付けがされています。

    ビアガーデンがバイエルン州においていかに重要なポジションを占めているか、お分かりいただけたでしょうか? ビアガーデンの良さや大切さが、条例の中で真面目に説明されているところがいかにもドイツらしくておかしいですね(笑)。いや、ビールはドイツが誇る、長い歴史を持つ大切な文化。その伝統を守っていこうと、人々は真剣なのですよ。

    次のページでは、そんなバイエルンのビアガーデンの楽しみ方をお教えします。
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