各州の周遊チケットとウィークエンドチケット
周遊チケットやウィークエンドチケットが使える近距離列車 |
通常より少し安い一人用のシングル周遊チケットがある州もあります。
ウィークエンドチケット(Schönes-Wochenende-Ticket シェーネス・ヴォッヘンエンデ・チケット)は、州に関係なくドイツ全域の近距離列車に乗れるチケット。料金は30ユーロ(窓口では32ユーロ)。土・日の0:00~翌日の3:00まで有効で、その他は各州の周遊チケットと同じ条件です。
以前はこれらのチケットは自由に譲渡できたのですが、最近ルールが厳しくなり、使用開始前に乗車する人の名前をチケットに記入しなければならなくなりました。乗車時には記入された名前が本人であることを確認するため、身分証明書の提示を求められることがあります。ただ販売場所によってはまだこの記名欄の入ったチケットに切り替えられていないので、チケット上に記名欄がなければ名前は記入しなくて大丈夫です。
割引を組み合わせたモデルプラン
上手く割引を組み合わせておトクな旅に出よう! |
■日本―フランクフルト直行便を利用時
1日目 フランクフルト到着
2日目 フランクフルト市内観光
3日目 マールブルクへ日帰り旅行 ・・・ RE(快速列車)で片道1時間 >> フランクフルト⇔マールブルク往復チケット2人分の料金:通常47.6ユーロ(約6,760円)のところ、ヘッセン州の周遊チケット利用で25ユーロ(約3,550円)に。
※ここからフランクフルト⇔ベルリンの「シュパープライス50往復チケット」を利用。往路の途中でワイマールに立ち寄り1泊。翌日続けてベルリンへ向かい、ベルリンに数日滞在後、フランクフルトへ直通電車で戻る。 >> このルートの往復チケット2人分の料金:通常356ユーロ(約50,550円)のところ、「シュパープライス50」を利用すると133.50ユーロ(約18,960円)に。
4日目 フランクフルト → ワイマール ・・・ ICE(最高速列車)で2時間20分
到着後、午後からワイマール市内観光
5日目 午後までワイマール市内観光
ワイマール → ベルリン ・・・ IC(特急列車)で3時間
夕方到着後、ベルリン市内で夕食
6日目 ベルリン市内観光
7日目 ポツダムへ日帰り旅行 ・・・ Sバーンで約30分
8日目 ベルリン市内観光
9日目 ベルリン → フランクフルト ・・・ ICEで4時間
10日目 帰国
■日本―ミュンヘン直行便を利用時
1日目 ミュンヘン到着
2日目 ミュンヘン市内観光
3日目 ノイシュヴァンシュタイン城(フュッセン)へ日帰り旅行 ・・・ RE(快速列車)で2時間 >> ミュンヘン⇔フュッセン往復チケット2人分の料金:通常79.20ユーロ(約11,250円)のところ、バイエルン州の周遊チケット利用で25ユーロ(約3,550円)に。
4日目 ミュンヘン市内観光
5日目 ミュンヘン → ハイデルベルク ・・・ IC(特急列車)で3時間 >> このルートの往復チケット2人分の料金:通常216ユーロ(約30,670円)のところ、「シュパープライス50」を利用すると81ユーロ(約11,500円)に。
到着後、午後からハイデルベルク市内観光
6日目 午後までハイデルベルク市内観光、夕方ミュンヘンへ戻る
7日目 ミュンヘン市内観光
8日目・9日目 レーゲンスブルク、ニュルンベルク、ザルツブルクなどへバイエルン州の周遊チケットを利用して日帰り旅行(ザルツブルクはオーストリアですが、バイエルンチケットで行けます。)
10日目 帰国
シュパープライスは往復路の途中でそれぞれ経由地を組み入れられるので、上のモデルプランを参考にしてどこに立ち寄るかは好みで自由に変更し、自分の希望にかなった旅の日程を立ててみてください!
※2006年4月現在 1ユーロ=142円
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