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コチョウランをカジュアルに楽しむ

「贈答品」というイメージの強いコチョウランですが、カラフルな鉢など、カジュアルなシーンにも合うということは知られていませんね。そんな意外な楽しみ方を、いくつかご紹介します。

小島 理恵

執筆者:小島 理恵

家庭菜園ガイド

通常のコチョウラン
コチョウランといえば、「贈答品」や「お祝い」用の植物の代表格ですね。ご自分で買ってご自分で楽しまれるという方は、なかなかいらっしゃらないかもしれません。でも、ミニタイプのものであれば、それほど値段の張るものではないですし、お中元・お歳暮の時期以外の時期であれば、より手ごろな価格で手に入れることができます。週に2回程度お水をあげていれば、3週間程度は楽しむことができますし、それなりに管理していれば、翌年以降も花を咲かすことができるので、毎日水替えが必要な切り花よりも、簡単で割安といってもいいかもしれません。

いかにも「贈答品」といったイメージのコチョウランですが、上手に分解すれば、ご自宅でカジュアルに楽しむことが可能です。そんなアイディアをいくつかご紹介していきましょう。

鉢から抜き、支柱もはずしてしまう

コチョウランは、日本では大抵、上の写真のような形で売られていますね。写真のコチョウランは、花のついている茎が3本立っています。コチョウランの花芽は、1株につき1本しかつきませんので、この鉢は「3株を寄せ植えしている」のだなということがわかります。

それでは早速、分解作業に取りかかりましょう。

分解されたコチョウラン
分解されたコチョウラン。ちょっと頼りなさげですが、大丈夫。
まず、鉢の表面を覆っているバークチップやミズゴケを取り除きます。そうすると、1株につき1つのビニールポットで3鉢という形で寄せ植えされているはずです。それを、ひとつずつ、そうっと抜き出します。また、茎には硬めの針金が添えられています。それがカーブを描くように曲げられており、そのせいで、あの、独特な形が保たれているのですが、この針金もはずしてしまいます。

これらの作業をする際は、根や茎を傷つけないよう、慎重に行ってください。

カジュアルな鉢カバーと合わせる

それでは、鉢から抜き出されて「ポット苗」になったコチョウランを、カジュアルな鉢カバーと合わせてみましょう。どうですか?最初とは、すっかりイメージが変わりましたよね?
カジュアルに生まれ変わったコチョウラン
左側は、コーヒー豆の空き缶を鉢カバー代わりに利用したもの。店頭で目にするコチョウランは、黒やこげ茶など、濃い色の鉢に植えられていることが多いのですが、明るい色の鉢にもマッチすることがわかります。アイビーなどのグリーンを添えると、より、明るくカジュアルなイメージになります。

ひと手間プラスして、今までにないイメージに

「贈答品」ではなく、カジュアルなイメージにも合うことがわかったコチョウラン。
ひと手間加えたコチョウラン
例えばこんな感じに。
余裕のある方は、ひと手間加えて、オリジナルなイメージを演出してみませんか?

モスを貼り付ける
シルバーモスを適宜用意し、ランのビニールポットに、直接ホットボンドで貼り付けていきます。1周貼り付け終わったら、黒い器にセットするだけでOK。シルバーモスが手に入らなくても、グリーンのモスとシックな色合いのお皿など、あり合わせの材料を組み合わせて楽しんでみてください。

日本では、とてもかしこまっているコチョウランですが、欧米では、「観葉植物の中のひとつ」という感じで、気さくに楽しまれているんです。鉢もののランをうまく活用することで、お花の楽しみ方が、さらに広がっていくことでしょう。
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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