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普通のグラスを初夏の装いに~トクサの花器

さわやかなアレンジメントを飾りたくなるこの季節、そんなとき、ガラスの器も良いですが、普段のグラスにひと手間加えて、初夏らしい花器を作ってみるのはいかがでしょうか?

小島 理恵

執筆者:小島 理恵

家庭菜園ガイド

さわやかなアレンジメントを飾りたくなるこの季節、そんなとき、ガラスの器も良いですが、普段のグラスにひと手間加えて、初夏らしい花器を作ってみるのはいかがでしょうか?

トクサとは?

漢字は、「砥草」と書かれることもある植物。実際に触ってみるとわかりますが、茎の表面がザラザラしていて、昔は、サンドペーパーのような用途に使われていたようです。日本では、中部地方以北の山野に自生する、トクサ科トクサ属の常緑の植物。日本庭園にもよく使われている植物ですので、皆さんの身近なところに生えているのを、見つけることができるかもしれません。もちろん、生花店でも売られています。

用意するもの

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材料
  • グラス … 1個
  • トクサ … 3~4本
  • 両面テープ(貼って剥がせるタイプのもの) … 適宜
  • ラフィア … 1本

作り方

1.トクサは、グラスの高さよりも4~5cm高くなるよう、切っておきます。長さは、きっちりとそろえなくても大丈夫です。

2.グラスの周囲に巻きつけるように、両面テープを貼りつけます。グラスの高さが、10cmくらいのものであれば、上・下2か所、それ以上の高さのものであれば、上・中・下と3か所貼り付けておくとよいでしょう。

トクサを貼り付けていく
3.トクサを貼り付けていきます。グラスの上の部分はそろえすぎず、適当にランダムになるようにするのがコツです。グラスの下側も後で切り落とすので、はみ出たりしていても構いません。

トクサの向き
このとき注意することは、トクサの上下の向きを揃えるということ。黒と白の横線のよう見にえる、「袴」と呼ばれる部分に注目してください。よく見ると、この白っぽいかさかさとした部分が、めくれたようになっていますが、この、めくれたほうが上です。
向きが揃っていないと、なんとなく乱れた印象の花器に仕上がってしまいます。


完成イメージ
手前の白い花は、クレマティス。奥の紫系の花は、アリウム‘丹頂’。
グラスの下側のはみ出たトクサを切り落とし、ラフィアを結んだら出来上がり。
写真手前のクレマティスのように、グラスに水をはって、投げ込みのように活けても良いですし、吸水性フォームを入れても見えないので、写真奥のアリウム‘丹頂’のように、茎のラインを活かして、シンプルに活けることもできます。

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