日本に流通しているチューリップは、なんと、約2600種類もあるといわれています。品種によって、咲き方や茎の硬さなどの特徴が違ってきます。
やわらかい茎が特徴の‘サッポロ’
この品種は、茎が細いので、こんな風にたらっと垂れ下がるのですが、それを活かして、下から眺めるようなイメージでいけるとよいでしょう。
このように、夜、閉じて、昼、開くということを繰り返すのが、チューリップ共通の特徴。この、「開いて閉じて」を繰り返しながら、徐々に花が開ききっていくのです。ですから、昼と夜で、まったく姿が変わってしまっていることもよくあるのですが、それを逆に楽しんで、アレンジしていくのが、チューリップを楽しむコツのひとつといえるでしょう。
オーソドックスに活けやすい‘ファンシーフリル’
この品種は、茎がしっかりしていて、先ほどの‘サッポロ’のように、あまりくねくねまと曲がらないので、オーソドックスな活け方に向いています。
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